バイトやパートであれば、自身の賃金が時給計算されるので分かりやすいですが、正社員となって月収となって時給でいくら?って計算する機会は少ないと思うんです。
会社毎の差はあるので、残業の計算・休日出勤の計算など含めると益々時給で見るのが分かりにくいですし、営業職なんかになると固定残業費としてまとめて扱われる会社も多いのでは無いですか?
今回話したいのは「表面的に見えて貰っている給料の時給」の方ではなく、「内在的に見えてこない売り上げからの時給」はどうなの?というところ。
毎月1000万円の売り上げのあるような物件をこなしていたとします。すべて外注した上で利益率は仮に10%としましょうか。
現場の見積り・請負の受発注・現場の段取り・発注処理・請求処理・入金の確認・外注への支払い・アフターメンテナンスなどをすべて一人でこなしているとすれば自身の利益は100万という事になります。
外注している部分の工事を自身で手掛ければさらに利益は増えます。逆に見積りを他者へ任せたり、メンテナンス工事は外注、事務経理の作業は別の人となるとその人の分の人件費も利益の中から分けないといけません。
そうなると実質の自身の取り分というか比率は半分あればいいとこでしょうかね?そこから事務所の維持費・光熱費・車に関する代金・各種保険料・パソコンなどの経費・通信費など様々なものが必要なうえに、従業員として働いているのであれば、社会保険料の会社負担分・雇用保険などの費用も含めて考えたら1/3くらいしか自身の手元には残りません。
先の例で言えば50万しかないのに1/3となれば17万くらいしか自分の取り分にはなりませんよね。
時給1000円・1日8時間・月に20日で計算すると16万円になります。例の通りで考えると最低賃金並みの仕事しか出来ていないという事になります。
17万以上貰っているとなると自身の給料分すら稼げていないので会社の負担となっている立場という事になります。
製造業であればこんな簡単には分かりませんよね。一つの製造ラインに複数の人が関わりますし、ラインを作る為の器材の価格なんて数千万や数億というものを導入している場合は対応年数も分からなければメンテナンス費用も分からない、何人いるの?光熱費は?どんな経費が掛かるの?営業何人いるの?どこに売ってるの?など分からない事だらけ。
建設業はまだその辺りが分かりやすい方かと思います。ただし、元請けの営業が先に大きく自分の分だけ確保したような価格で工事費をおろしてくるような会社もありますので、高い買い物が良い物ではないということもありますよ。
時々こうやって細かい数字まで考えてみると、自分の頑張らないといけない水準というのが見えてきていいかもしれませんね。