昨日、久々に夜の街へ繰りだしまして大卒の社会人1年目の子とじっくり話ができる場面がありました。
見るからに大人しそうな、一見夜の街にいる雰囲気では無い子。
「なんか夜職の雰囲気じゃないけど、どうして働きだしたの?」
『昼職だけじゃ奨学金返せないから、返し終わるまで夜もしようかと。若い時で無いと辛いしね』
っということでした。最近では新卒初任給上げるとか言ってるし、そんなにつらいのかな~?っと思って引き続き聴いていたのですけど
『初任給上がったって言ってもそんな大した額でもないし、一部の大手だけですよ。昼職の残業代も見込めないし、夜が無かったら月1万返すのもやっとです。』
ザックリ聞いた感じ奨学金が400万程度。昼だけだったら30年以上かかってしまうような状況。次第に昇給はしていくでしょうから半分以下の期間にはなるかと思いますが、凄く時間かかるそうです。
都内の大手の会社に入る事を目標に大学生活を送ってきたそうですが、都内関係はすべて通らず、中堅の地方企業になってしまったとこの事。
生活費も含めると大学行ったことで1000万くらいはかかってしまい、卒業して社会人としてデビューするもー400万スタートとなってしまいました。
一方、高卒で就職した同級生がいるそうですが、世間で新NISAが始まるというのを機に投資してみようと動き出したそうです。
世間では学歴至上主義・大学生が当たり前という風潮がありますが、その煽りを受けて自分の思っている成功ラインが高すぎて理想通りになっていなかった時の失敗感と借金を抱えてのスタートとなるリスクが大きいと言っていました。
進路を決めようという頃から、「大卒の方が生涯年収も高い」なんて言われていましたけど、実際のところは昔の大卒の方が少ない時代で年功序列があったから生涯年収が高くなるって言われていましたけど、現代では年功序列は基本関係ないので能力が無ければ賃金も高卒よりずっと少ないままだし、スタートで借金はあるし、4年間働いていない分を取り返そうと思ったら超大変ということでした。
大卒の人口割合が多くなってくると、大学に行った事がステータスではなく「一流大学に行って何かを身に付けた大学生」というのが一部の報道などで言われる生涯年収の高い大卒になれるだけで、普通の大卒は昔で言うとこの高卒みたいなもんだそうです。
給料も違えば税金も違う、制度設計も違う、年代別の学歴などの構成比も違う中で過去との比較されても現実世界での実際の数字は見合っていないという事でした。
もちろん20年・40年と経過するにつれて、あの時やってて良かったねという場合もあり得るでしょうけれど、現実問題として今の段階で将来の明るい未来が見えてこない事が問題ですよね。私たちの40代過ぎて未来が見えないというのと違って、20代で未来が見えないというのは今後の状況にも大きく影響を与えることでしょう。
個別に奨学金を返してあげようという訳にはいきませんが、何か明るい未来を見せてあげたいな~って思うお話でした。