人材育成誰がするんだろ?

全国の最低賃金が1002円と上昇したニュースと合わせて、高卒新卒の社員の賃金を時給計算すると1000円になるので最低賃金を下回るので問題みたいな話題が出ています。

高卒新入社員の賃金が上がる事自体には賛成ですが、それに伴う既存職員の給料って上がるんでしょうかね?上がらないとなかなか厳しいですよね。

知り合いの子の現役高校生が卒業後はすぐに就職を考えているそうです。その父親が「働くのはいいけど、いくらくらい給料貰えると思ってんの?」と聞くと「う~ん、30万くらいは貰えるんじゃないの?」なんて言っているそうです。

簡単にお金がもらえると考えている子供の気持ちもわからないでもないと思えるのが、やはりSNSや動画などで簡単に稼いでいる風に見える人たちの存在があるのでしょう。簡単ではない事は分かっていても得ている収入が桁違い。こうなると小さい子供たちが30万くらいと思ってしまうのも仕方が無いのかもしれません。

しかし、それくらい貰えると思っている子が、いざ就職してみると金額が思ったほどない、思いのほか辛いとなれば簡単に辞めてしまうというのもあります。

さらに、最近ではキャリアアップには転職をという話も沢山あり、以前よりも離職リスクも高くなっています。

業種によっては育成する間に1年以上かかる場合もあります。

元々3年離職率が3割を超えると言われていたものが、最近ではさらに多くなっているそうです。

大手企業はこの辺を考慮した上で、初任給を上げて、ある程度離職されても何とかなるような設計が出来るでしょう。中小企業では大手程大量に採用することが出来ませんし、一人二人採用してどちらかまたは両方離職されてしまうと育成にかかる費用・会社に利益を落とす前ですと、ただただ赤字になってしまいます。

すると益々育成するだけの体力が無くなってきますし、中小で採用されることが減ってしまうとキャリアアップでの転職という訳にもいかなくなります。というか、ある程度稼げる人材となっていなければどこに転職したところでキャリアダウンになってしまうかもしれませんよね。

昨日書いた人のように、どこへ行ってもダメオッサンになってもいけないですけど、ある程度の期間はしっかり勤めて、「稼げる人材になる」ことができないといけないでしょうね。そうすれば中小企業でもしっかり採用・育成ができてきます。

能力が無いうちからあまりに高望みしていると中々辛いですよ。ごく一部の能力があったり学があるコネがある人たちがテレビなどで報道されるような高給企業に入れますが、特に何もない一般人は残り大半のところになりますし、私もこちら側の人間。ですのでそこでしっかり成果を残してから考える事にしましょう。20年前に比べると、現在はホワイト企業だらけに見えたりします。現代のブラック企業は20年前のホワイト企業くらいですかね?

貧富の差は益々広がるばかりなので、先程から言っているスキルをつけていって行きたいですね。


投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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