以前、これまでは資格を取得してこなかったけれども、これからは取っていこう!ということで「2級建築施工管理技士」から始めようと思いますと記事を書いたのですが、週末にこの11月に試験を受ける人からどんな感じか教えてもらう機会がありました。
内装仕上げ工事とその近辺の工事の流れくらいしか把握していない私からすると「なめて受験すると絶対わからないよ」と言われ、どんな内容か見せてもらいました。
いくつか問題を見せてもらったものを見てみましょう。
問題1:労働基準法に関する次の記述のうち、違反となるものはどれか。
- 労働時間が8時間を超える場合においては、少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えることとした。
- 使用者は、労働者を解雇しようとする40日前にその予告をすることとした。
- 労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定することとした。
- 坑内労働において、1日の労働時間の延長が2時間を超えるときは労働者本人の同意を得ることとした。
という問題を見せてくれました。
これは労働基準法の問題だったので普段から接する機会がありますし、比較的簡単な方でしたが、それでも「坑内労働ってなに?」みたいなこともあり、勉強が必要です。
また、建築基準法の問題も普段から触れますが、誤っているところを探すのは一苦労です。
問題2:次の記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
- 鉄筋コンクリート造である建築物は、すべて耐火構造である。
- 主要構造部である屋根の過半の修繕は、大規模の修繕である。
- 学校は、特殊建築物である。
- 特殊建築物は、用途、規模などが所定の条件に該当する場合、耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない。
という問題。細かい分類や種別に関しては普段の仕事の中ではわからない事がいっぱいあります。
このような形で法律の問題の他にも建築工事全般の問題や施工管理・工程管理・品質管理・安全管理の問題、応用能力の問題などで1次試験。施工経験記述や用語説明など、工程表の把握力や計算問題、関連法規、受験種別ごとの個別問題などがある2次試験とかなーりハードルが高かったです。
工事の問題にしても、
問題3:異形鉄筋の継手及び定着に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 直線重ね継手の長さは、同じ径であっても、鉄筋の種類によって異なる場合がある。
- フック付き重ね継手の長さは、フックの折曲げ角度によって異なる。
- 小梁の主筋の定着長さは、上端筋の方を下端筋より長くする。
- 帯筋に用いるD13の鉄筋を現場で溶接継手とする場合、フレア溶接とする。
の様に、鉄筋の問題なんて、普段から触れることが全くないので書いてあることの意味を理解することもできませんでした。
これまでの問題の答えをここから書いてみましょう。
答え・問題1:4。坑内労働などの健康上特に有害な業務の労働時間の延長は、1日について2時間を超えてはならない。
答え・問題2:1。鉄筋コンクリート造でも「すべて」耐火構造ではない。
答え・問題3:2。フック付きの重ね継手の長さは、フックの有無には関係するが、折曲角度には関係しない。
という答えだそうです。そんなのわかんね~!っということで、今回の試験が終わったら問題集と、教本を貰えることになりました。
とはいえちゃんと学校行った方がいいよとのアドバイス。真剣に考えてみましょうかね。


