せっかくのシルバーウィーク。
色々やろうと思っていたんですが、見事に予定が吹っ飛びました。
原因は「ぎっくり腰」。
連休中という事で普段行く病院が休診だったのですが、救急に行くまでではないと判断して受診はしていませんので「ぎっくり腰です」と診断されたわけではありません。ですが、過去にも似た経験がありますし、腰を痛めた瞬間の
「あっ、これヤバいやつだ」
という感覚。
そこから約72時間。
ようやく普通の日常生活にはそれほど困らないくらいまで戻ってきたので、今回は発症してから72時間でどう変化したのかを書いてみようと思います。
※あくまで私自身の体験談です。腰痛には様々な原因がありますので、同じ症状だから同じ状態とは限りません。
発症直後は意外と動けた
9月20日の日曜日。
ちょっとした動作をしたところで腰に違和感。
その瞬間に、
「あっ、やっちゃった」
とは思ったんですが、意外なことに直後はそこまで痛くありませんでした。
違和感ありながらもある程度は普通に動ける。
立つこともできる。
歩くこともできる。
その後4時間くらいは、気を付けながらならそれなりに動けていました。
ところが時間が経つにつれて、どんどん動きづらくなってきます。
そして夜になる頃には、
「腰が言うことを聞かない」
という状態。
立ち上がるのにも時間がかかる。
横になるのにも時間がかかる。
トイレに行くのも一仕事。
ただし尿意が限界に近づくと、痛みよりも
「漏れる!」
が勝つのか、不思議と機敏になります(笑)痛みよりも漏れるが優先され動けちゃいました。
人間、切羽詰まると強い。
とはいえ、発症直後より数時間経ってからの方が圧倒的につらかったのは意外でした。
床に布団生活が一気にハードモードへ
私は普段、床にカーペットを敷いて、その上に布団を敷いて寝ています。
普段なら何でもないことなんですが、腰が動かなくなるとこれが大変。
ベッドなら高さがありますが、床から立たなければいけません。
色々試しているうちに、私の場合は比較的痛みの少ない動き方が分かってきました。
まず身体全体を横向きにする。
そこから肘を少し身体より引き気味の位置に入れて、腕の力を使って身体を起こす。
立ち上がるときは、頭を下へ向けるよりも、少し上を見るような頭の位置を維持した方が楽でした。
そして何より、
手すりになるものが大事。
普段の家具配置なんて、身体が普通に動くことを前提に考えています。
ところが身体を痛めると、
「ここにつかまれる物があれば……」
という場所がたくさん出てきます。
じゃあ椅子をここへ移動させればいいじゃないか。
……と思っても、
その椅子を動かせないんです(笑)
身体を痛めてから家具配置を変えるのでは遅い。
これは今回かなり身をもって感じました。
ここから1日半は休みという事もあり、トイレ以外は寝たきり生活に近い状態になっていました。
40時間くらい――治ったのか、攻略したのか分からない
発症から40時間ほど。
最初よりはかなり動けるようになってきました。
ただ、ここで自分でもよく分からなかったことがあります。
腰が回復しているから動けるようになったのか?
それとも、
「この動きをすると痛い」というポイントを覚えたから動けるようになったのか?
ということ。
何度もトイレへ行ったり、寝たり起きたりしていると、
「この角度はヤバい」
「ここで腰をひねったらダメ」
「この順番なら大丈夫」
というのを身体が覚えてきます。
慎重に動けば、トイレまで1分もかからず行けるようになりました。
ところが、
「おっ、結構動けるじゃん」
と思って歩く量を増やしたり、ちょっと大きく動いたりすると、
ズキッ!!
突然ものすごい痛みが走って、膝がガクッとなる。
しびれたり麻痺したりしているわけではありません。
痛みに身体が反射的に負けてしまう感じです。
まだ全然油断できません。
パソコンを触りたい。でも座っていられない
身体は動かせない。
でも頭は普通。
これも結構困りました。
暇なのでパソコンを触りたい。
ブログも書きたい。
作っている仕組みも触りたい。
ところが座っている姿勢がつらい。
スマホなら寝ながら触れますが、パソコンになると急に難易度が上がります。
「寝たままパソコンを使えるようにすればいいのでは?」
とも思ったんですが、今度は重力が邪魔をします。
画面はどう固定する?
キーボードは?
マウスは?
そして万が一パソコンが落ちてきたら普通に危ない(笑)
身体が動かせないときでも仕事ができる環境って、意外と考えられていないのかもしれません。
48時間――歩けるのに、布団の上で数センチ動けない
48時間近く経つと、立ったり歩いたりすることについてはかなり楽になりました。
ところが不思議なのが、
布団の上で腰の位置を横へちょっとずらす
という動作がものすごく難しい。
例えば右へ少し移動したいだけなのに、腰だけを右へ動かせない。
そのため、
一度身体全体を左向きにする
↓
その状態で腰の位置をずらす
↓
身体を元に戻す
という、ものすごく遠回りな動作をしていました。
普通なら数センチ腰をずらせば終わる話です。
歩けるのに、それができない。
人間の身体って面白いものです。
50時間超――普通に近づいてきた
50時間を超える頃には、ゆっくり動けば日常生活に必要なことはかなりできるようになりました。
歩く。
座る。
トイレへ行く。
このあたりは大きな問題なし。
ただし歩幅を大きくするのはまだ怖い。
急な動作や大きな動作も怖い。
そして自分の身体を観察していて感じたのが、発症直後と数時間後の違いです。
これは医学的な話ではなく、完全に私自身の身体から感じたイメージですが、痛めた直後はまだ炎症などが強くなっておらず、その後時間が経って痛みが強くなった。
そこから徐々に炎症などが治まるにつれて、動かせる範囲も広くなっていった。
そんな感じなのかな?と思いました。
実際にどこがどうなっているのかは検査したわけではありませんので分かりません。
あくまで、
「自分の身体の中ではこんなことが起きているように感じる」
という感想です。
60時間――腰そのものも少し動くようになった
60時間ほど経過。
ここで、それまで難しかった布団の上での腰の横移動が少しできるようになりました。
わざわざ身体全体を横向きにしなくても、少しずつなら腰を動かせる。
立ったり歩いたりする能力が先に戻って、その後から細かく腰を動かす能力が戻ってきたような感覚です。
ここからはずっと寝ているよりも、無理のない範囲で少しずつ普段の生活に戻していくことにしました。
そして72時間
9月23日、水曜日。
発症から72時間以上が経過しました。
現在は、
日常生活にはそれほど問題がないくらいまで回復しました。
普通に歩けます。
立つこともできます。
座ることもできます。
ところが面白いもので、
身体が回復しても、痛みの記憶が残っています。
何か動作をするたびに、
「これ大丈夫かな?」
と一瞬躊躇する。
腰にちょっと違和感があるだけで、
「ここはヤバい!」
と最大警戒。
コルセットも念のため装着していますが、今度は外すのが怖い(笑)
長時間同じ姿勢でいると、腰周辺が固まってくるためなのか、痛みに近い違和感も出てきます。
ストレッチしてほぐしたくなりますが、まだ怖いので積極的にはやっていません。
そして今でも怖いのが、
パンツ・ズボン・靴下。
かがんだり、片脚になったりする動作が必要なので、まだ慎重です。
今回については右側から痛めた感覚があり、その後も右側の方が調子が悪い感じがあります。
自分で制御できない動きが最後まで怖い
もう一つ、72時間経っても痛みが出るものがあります。
それが、
咳。
くしゃみ。
そして舌磨きで奥までやりすぎたときの「オエッ」。
このあたりです。
普通の動作なら、
「ゆっくり動こう」
「この角度は避けよう」
と自分でコントロールできます。
でも、
くしゃみに「ちょっと待って!今腰痛いからゆっくり!」は通用しません(笑)
身体が反射的に一気に動くので、その瞬間にはまだ腰に痛みが出ます。
これも今回かなり印象に残りました。
72時間で一番変わったのは「身体」だけじゃなかった
今回、発症から72時間ほど自分の身体を観察してみて思ったのは、
「痛みが減ったから動けるようになった」だけではない
ということです。
最初はどう動いても痛い。
そのうち、
「この動きなら大丈夫」
という身体の使い方を覚える。
さらに時間が経つと、本当に身体の方も動くようになってくる。
そして最後には、
身体は動くのに、今度は痛かった記憶が動きを止める。
ぎっくり腰って、こんなふうに回復していくんだなと身をもって体験しました。
もちろん人によって症状も原因も違いますし、今回はあくまで私の場合です。
しびれや麻痺などはありませんでしたし、排尿にも問題はありませんでした。
そういった症状があれば単なるぎっくり腰と思い込まず、医療機関へ相談した方がいいでしょう。
それにしても――
せっかくのシルバーウィーク。
あれやって、これやって、と色々考えていたのに、
ほとんど腰の観察をして終わりました(笑)
まあ、なってしまったものは仕方ない。
せめてブログのネタくらいにはしておきます。
これで私のシルバーウィークは終了です。
とはいえ、シルバーウィークだったおかげで仕事に支障を出さずにいれたのは不幸中の幸いかもしれません。これが通常の勤務のタイミングであれば有休休暇を使うか無理して仕事に行くかという難しい選択を迫られるところでした。
来年はもう少し普通に過ごしたいものです。