昭和世代と言われる人たちも、一番若い人でももう40代目前。一昔前なら「アラフォー」と呼ばれていた年代です。会社では中堅から管理職を任される立場になり、社会経験も十分積んできた世代と言えるでしょう。
今日は暑かったこともあり、仕事が早く終わったので少しだけパチンコ屋さんで涼んでいました。
すると隣で、50歳前後と思われる男性が知り合いらしき人と話をしていました。
「出てないね~」
「給料日前で金ないし、もう帰るわ。給料日まで生活できない」
すると知り合いの方がすかさず一言。
「生活できないなら、そもそも来るなよ……」
思わずその通りだなと思ってしまいました。
私が横で見ている限り、その人は財布から1000円札を何枚も取り出しては台に入れていました。
もちろん、常連さんなら財布に余っていた1000円だけで少し遊ぶということもあります。でも、多くの人は何度も財布を開けるのが面倒なので、最初から1万円札を入れることが多いものです。
だからこそ、「給料日前でお金がない」という会話を聞いて、本当に生活費がギリギリの状態で1000円札を何枚も使っていたのではないかと思いました。
20代前半なら、手取りも少なく生活が苦しいということは珍しくありません。私自身も若い頃は自由に使えるお金が少ない時期がありました。
ですが30代以降は、支払いが重なって「今月ちょっと厳しいな」と思うことはあっても、その時はそもそもパチンコ屋さんには行きませんでした。
遊ぶお金があるなら、そのお金を生活費に回す。
当たり前と言えば当たり前ですが、それが大人としての判断だと思っています。
先日もテレビで「給料日まであと3日。1000円だけで生活できるか」という企画を見ました。
番組では「昭和世代は若い頃にこういう経験をした人が多いけれど、Z世代ではあまり経験がない」という話になっていました。
確かに昭和世代は、給料日前に財布が空っぽになるような生活を経験した人も少なくないでしょう。
一方で最近の若い世代を見ていると、お金の使い方は意外と堅実な人が多い印象です。
投資や貯蓄を早くから始めたり、サブスクを見直したり、無駄な支出を嫌ったりと、収入の範囲で生活する意識が高い人をよく見かけます。
もちろん全員がそうではありませんが、「計画的にお金を使う」という考え方は、Z世代の長所の一つなのかもしれません。
最近見ていた「ノンタイトル シーズン6」でも、Z世代チームと昭和世代チームが競い合っていました。
結果的には昭和世代が勝利しましたが、途中まではメンバーが次々と入れ替わり、「昭和世代、大丈夫?」と思うような展開が続いていました。
社会経験や知識では昭和世代に分があるはずなのに、柔軟さや堅実さでは若い世代から学ぶことも多いのだと感じたものです。
今の昭和世代は、就職氷河期の影響を受けた人も多く、決して順風満帆な人生だったとは言えません。
思い描いていた収入や立場になれていない人もいるでしょう。
それでも、社会人として何十年も経験を積み、若い世代から見れば「大人」として映る存在です。
だからこそ、「生活費がない」と言いながらギャンブルを続ける姿は、少し寂しく感じてしまいました。
遊ぶこと自体は悪いことではありません。
趣味として楽しむのも、お小遣いの範囲で息抜きをするのも自由です。
でも、生活費を削ってまで遊ぶようになってしまえば、それは趣味ではなく、自分をコントロールできなくなっている状態なのかもしれません。
私たち昭和世代も、もう若者ではありません。
だからこそ、若い世代から「あんな大人になりたい」と思われるような姿でありたいものです。
派手にお金を使うことよりも、計画的に生活し、責任ある行動を取ること。
そんな当たり前の姿勢こそが、年齢を重ねた大人の格好良さなのではないでしょうか。