今年の夏、ちょっとしたプチ旅行としてゴルフ旅行へ行くことになりました。
一泊二日で、少し良いホテルに泊まり、少し良いゴルフ場でプレーするプランです。
旅行会社を通じた予約だったのですが、その段取りを幹事の方がすべて引き受けてくれました。
そして先日、
「全部払っといたから、あとでまとめて清算しようね~」
という一言。
詳しいプランの金額までは見ていませんが、一人あたり約10万円。参加人数を考えると、それなりの金額になります。
それを何事もなかったかのように立て替えてしまう。
「いや、それ普通に凄いな…。」
そんなことを思いました。
もちろん、私も今なら単身ですし、一時的に立て替えることはできます。
今回のメンバーなら誰も逃げたりせず、きちんと精算してくれることも分かっています。
それでも、数十万円、場合によっては100万円近い金額を一旦自分のお金で支払うというのは、それなりの余裕がないとできることではありません。
30代の頃の私だったら、正直難しかったと思います。
投資も始めたばかりでしたし、失敗もたくさん経験しました。
資産はあっても動かせる現金が少なく、「一時的に100万円出しておいて」と言われても、かなり悩んでいたでしょう。
私は勝手に、
「家庭がある人の方がお金は厳しいんじゃないかな」
と思っていました。
ところが実際には逆で、家庭を持っている人の方が貯蓄や資金管理をしっかりしているケースも少なくありません。
今回立て替えてくれた方も家庭のある人ですが、「これくらいなら大丈夫」という感覚で支払われたそうです。
もちろん、人によって収入も資産状況も違います。
ただ、40代半ばにもなると、
「100万円くらいなら一旦立て替えておける」
そんな余裕を持っていることも、一つの大人としての安心材料なのかなと感じました。
よく見かける統計では、40代独身の金融資産は平均で600万円前後、中央値では350万円程度と言われています。
しかも、この数字には預金だけでなく投資している資産も含まれています。
そう考えると、
「自由に動かせる現金が100万円以上ある人」
となると、実はそれほど多くないのかもしれません。
資産運用の世界では、
「生活防衛費として半年~1年分の生活費は確保しておきましょう。」
とよく言われます。
もちろん投資している資産も、売却すれば現金になります。
ですが、長期投資のメリットを活かしたいのであれば、本当はなるべく売りたくありません。
そう考えると、
投資とは別に、ある程度自由に動かせるお金を持っておく意味は大きいと思います。
ちなみに私自身は現在、
- 投資:約3割
- 生活防衛費(基本的に手を付けない口座):約5割
- 普段自由に使える現金:約2割
という資産配分です。
今振り返れば、もう少し早く投資へ回していれば良かったのかもしれません。
時間を味方につけるという意味では、その方が結果は良かったでしょう。
ただ、今の相場環境を見ると、「今ここで一気にリスク資産へ振るのも違うかな」と思ってしまい、そのまま時間だけが過ぎてしまいました。
投資は結果論で語れば「あの時買っておけば」がいくらでも出てきます。
だからこそ、自分が安心できる資産配分を続けることも大切なんだと思います。
今回の出来事で改めて感じたのは、
「100万円を使う度量」ではなく、「100万円を一時的に動かせる余裕」を持っておくことの大切さでした。
旅行の立て替えだけではありません。
急な出費、親の介護、車の買い替え、住宅の修繕、仕事のチャンス。
人生では意外と「今すぐまとまったお金が必要」という場面があります。
その時に慌てず対応できるだけの余裕があると、お金だけでなく気持ちにも余裕が生まれます。
40代半ば。
まだまだ道半ばではありますが、「100万円くらいなら一旦出しておくよ」と自然に言えるくらいの自由資金は、これからも維持していきたいなと思った出来事でした。
持っている人も、まだこれからという人も、まずは「自由に動かせる100万円」を一つの目標にしてみるのも悪くないのかもしれません。