ワールドカップのグループステージが全日程終了しました。
いよいよ明日からはノックアウトステージです。
日本対ブラジル、オランダ対モロッコという注目カードはもちろん、2位同士の対決となるポルトガル対クロアチアも非常に楽しみな一戦ですね。
トーナメント表を4つのブロックに分けて見ると、個人的にはアルゼンチンが比較的順当に勝ち上がってきそうな印象があります。スペインも決勝進出候補でしょうか。
一方で日本やオランダが入ったブロックは本当に予想が難しいです。戦力だけを見ればフランスやイングランドが有力だと思いますが、もちろん一番期待しているのは日本代表です。ここからは一発勝負。何が起きても不思議ではありません。
さて、本題は今回のグループステージについてです。
これまでのワールドカップは4チーム×8グループ、合計48試合で32か国中16か国が敗退する方式でした。
今回は4チーム×12グループとなり、試合数は72試合。48か国中16か国だけが敗退するため、単純計算では**「以前よりもグループステージ突破はかなりしやすくなった大会」**と言えます。
「落ちる方が難しい。」
大会前にはそんな声も少なくありませんでした。
ところが、終わってみると驚くような結果になりました。
アジアからは9か国が出場しましたが、決勝トーナメントへ進出したのは日本とオーストラリアの2か国だけ。
つまり7か国がグループステージ敗退。
しかも3位通過した国すらありませんでした。
48か国中16か国しか脱落しない大会で、敗退した16か国のうち約半数をアジア勢が占めるというのは、かなり厳しい現実だったと思います。
これを見ると、「予選方式が変われば突破しやすくなる」という話ではなかったということですね。
もちろん、こうした世界大会を経験すること自体は各国のレベルアップには欠かせません。
実際、日本も何度もワールドカップを経験する中で少しずつ世界との差を縮め、今では決勝トーナメント進出が当たり前のように期待される国になりました。
しかし、韓国やサウジアラビアのように何度も本大会を経験してきた国まで、この大会方式で突破できなかったという結果を見ると、少し考えさせられる部分もあります。
一方で世界を見渡せば、イタリアのような強豪国が厳しい地域予選で本大会に出場できないケースもあります。
そう考えると、地域ごとの出場枠の配分については、今後議論になるかもしれません。
アジア枠が減れば予選の危機感は増しますし、その競争がレベルアップにつながる可能性もあります。
もちろん、その場合は日本も今のように早々と本大会出場を決められなくなるでしょう。
だからこそ、今大会で日本が結果を残すことには大きな意味があります。
「アジア枠が多すぎる」
そんな声を少しでも減らすためにも、日本やオーストラリアにはぜひ勝ち進んでもらいたいところです。
今回の大会では、A~C組で3位に入った国が、他グループの結果待ちで何日も滞在を続けるという新しい状況もありました。
今日になってようやく敗退が決まり、そのまま帰国するチームもあります。
選手・スタッフだけでも50人近い大所帯ですし、練習施設や宿泊施設の確保、スタッフの滞在費、さらに応援に来ているサポーターの宿泊費まで考えると、その負担は決して小さくありません。
そう考えると、従来のように「グループリーグ敗退ならすぐ帰国」という方式にも、それなりの合理性はあったのかもしれませんね。
そして迎えるノックアウトステージ。
日本は優勝候補ブラジルとの対戦という非常に厳しい相手が待っています。
アジア勢で見ると、オーストラリアがエジプトを破る可能性も十分ありますが、日本が敗れれば、アジア勢は一気に存在感を失ってしまいます。
逆に、日本がブラジルという世界最高峰の相手を倒すことができれば、大会全体の流れすら変えるインパクトになるでしょう。
明日は南アフリカ対カナダの2位同士の対決からノックアウトステージが始まります。
ワールドカップはここからが本番。
できれば7月まで、日本代表を応援できる日々が続いてほしいですね。
一つでも多く勝ち進み、アジア勢の代表として世界に存在感を示してくれることを期待しています。