大卒初任給がNo.1の自治体が28万で50倍?想像以上に上がっているところは少ないのかも

大阪府和泉市が手当を加えた大卒初任給を「自治体全国No.1の28万円」で採用しているというのが話題でした。
応募倍率は約50倍。
数字だけ見ればかなりの人気ぶりです。

世間のニュースでは「初任給40万円」という話題もありましたが、実態を見るとそれは一部の高度人材や専門職など、かなり限定されたケース。
普通の学生が普通に応募して到達できるラインではありません。

冷静に考えれば、28万円より40万円の方が良いのは当然です。
ですが、その40万円ラインに到達できる人材というのは、全体の0.1%にも満たない「狭き門」と言ってもいいでしょう。

つまり、ニュースで大きく取り上げられるほど「初任給が爆上がりしている」わけではなく、
現実の大半はまだまだそこまで上がっていないというのが実情ではないかと思います。

だからこそ、28万円という数字に50倍も応募が集まる。
この現象こそが、今の日本の給与水準を表しているのではないでしょうか。


初任給は上がっている。でも「全体」は上がっていない

確かにここ数年、初任給の引き上げという話題は増えています。
物価が上がり、人手不足も深刻化している以上、企業や自治体が待遇を見直すのは当然の流れです。

しかし、実際のところはどうでしょう。

・一部の大企業
・一部の専門職
・一部の人材確保が困難な地域

こういった「条件付き」のところで上がっているだけで、
全体として見ればまだまだ限定的な動きと言えるでしょう。

だからこそ、
「28万円で50倍」
という現象が起きるわけです。

もし本当にどこでも30万円以上が当たり前になっているのであれば、
50倍なんて倍率にはならないはずです。


学歴があれば給料が高い時代ではない

ここで気になるのが「学歴」の話です。

昔は
いい大学に行けば、いい会社に入れて、いい給料がもらえる
という流れが比較的はっきりしていました。

しかし今は違います。

大学進学率は60%程度、高等教育を合わせれば80%を超え、
「大学に行くこと」自体が特別なことではなくなりました。

言い方を変えれば、
大卒という肩書は珍しくない時代
になったということです。

そしてもう一つ。

今はお金さえ何とかすれば、
ある程度の大学に入学し、卒業することは可能な時代です。

つまり

学歴そのものの価値が下がった

というよりも

学歴だけでは評価できなくなった

という方が正しいのかもしれません。


現場では「何ができるか」しか見られない

私自身、建設業の現場に20年以上関わっていますが、
社会に出てから「学歴は?」なんて聞かれたことはほとんどありません。

逆に聞くこともありません。

あるとすれば
「どこ出身?」
くらいのものです。

現場で評価されるのは、極めてシンプルです。

・仕事ができるか
・約束を守れるか
・段取りが組めるか
・周りと協力できるか

この4つくらいです。

学歴が高くても、これができなければ評価されません。
逆に、高卒でも中卒でも、これができれば重宝されます。

実際、現場では

学歴よりも信用の方がはるかに重要

です。


高卒で経験を積んだ人材は、かなり強い

例えば、高卒で18歳から働き始めた人がいるとします。

その人が4年間しっかり現場で経験を積めば、
大学を卒業する22歳の時点で

・4年分の実務経験
・現場の知識
・人間関係
・仕事の段取り力

をすでに持っていることになります。

これはかなり大きな差です。

もちろん、大学で専門知識を身につけることも価値があります。
ですが、現場の世界では

経験は強い

これは間違いありません。


「学歴」は可能性を上げるチケットに過ぎない

私は、学歴が無意味だとは思っていません。

むしろ

可能性を上げるためのチケット

だと思っています。

いい大学に入るということは

・努力できる人
・基礎学力がある人
・継続できる人

である可能性が高い。

だから評価される。

ただし、それはあくまで

スタート地点の評価

であって

ゴールの評価ではない

ということです。


大学に行ったなら「何をやったか」が問われる

これからの時代は特にそうだと思います。

大学に行ったかどうかではなく

大学で何をやったか

が問われる。

・資格を取った
・研究に打ち込んだ
・アルバイトで成果を出した
・起業した
・何かを作った

こういった「実績」がある人は強い。

逆に

・何となく4年間過ごした
・単位を取って卒業した

だけでは、正直厳しい。

これは高卒でも同じです。

・何となく働いた人
・成長しようとしなかった人

は、やはり評価されません。


学歴がなくても上に行ける時代

むしろ今は

学歴がなくても上に行ける時代

だと思います。

理由はシンプルです。

人手不足だからです。

そしてもう一つ。

成果が見えやすい時代

だからです。

・SNS
・動画
・資格
・実績
・スキル

こういったものを、自分で発信できる時代です。

昔のように

「会社に入らないと評価されない」

という時代ではありません。


「中卒版」の企画が意味を持つ時代

令和の虎で暫定的に「中卒版」をやってみるという話も聞きました。

これはかなり面白い試みだと思います。

学歴ではなく

・行動
・覚悟
・成果

で評価する。

まさに今の時代に合った考え方です。

もしこれが定着すれば

学歴社会から能力社会へ

という流れが、よりはっきりしてくるかもしれません。


結局、評価されるのは「積み上げたもの」

私自身も平凡な側の人間だと思っていますし、
約40%が大卒という世代になります。

それでも、高卒という学歴であっても
地方であっても

世間全体の平均や中央値より上の水準で評価されていると感じています。

これは学歴のおかげではありません。

積み上げてきた経験

その一点です。


学歴が正義ではない。でも努力は正義

最後に。

学歴が正義ではない。
これは間違いありません。

しかし

努力は正義

です。

・学歴のための努力
・仕事のための努力
・技術のための努力

どれであっても、
積み上げたものは必ず評価されます。

だからこそ

大学に行くかどうかではなく
学歴があるかどうかでもなく

何を成したか

これが一番大事なのだと思います。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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