Z世代のリベンジ退職?

楽そう、簡単に稼げそう、ブラックじゃない。
そんな言葉が並ぶ昨今の就職・労働市場。

求人広告やSNSを眺めていると、
「未経験OK」「自由な働き方」「ストレスフリー」
といった耳障りのいい言葉が溢れています。

正直、言葉の印象だけ見れば、闇バイトの勧誘と何が違うの?と思ってしまうような文言も少なくありません。

しかし、実際の労働市場はそんなに甘くない。
仕事量は多く、タスクは重なり、納期に追われるのが当たり前。
どんな業界であっても「楽に稼げる仕事」なんて、ほぼ存在しないのが現実です。


私たち40代世代は、
今振り返ると「よく耐えてたな…」と思うような、
今なら即アウトなブラックな環境を経験してきました。

それと比較すると、現在の労働環境はかなりホワイトになっています。
法整備も進み、ハラスメントへの意識も高まり、
会社側も「辞められないように」相当気を使う時代です。

それでも、Z世代と呼ばれる若い世代からすると、
少しでもブラック要素を感じた瞬間に不満が爆発しやすい。
そう見えてしまう場面が増えてきたのも事実でしょう。


ここで一つ、大きな違いがあります。

Z世代は
・生まれた時からネットがある
・情報収集はSNSが中心
・「辞める=悪」ではない価値観
この環境で育っています。

「合わなければ辞めればいい」
「無理する必要はない」
という考え方は、もはや当たり前。

一方で、
・仕事の現実
・責任の重さ
・組織の中での立ち回り
こういった“社会の裏側”を経験する前に、強い理想像だけを持って入社してしまうケースも多い。

その結果、
「聞いていた話と違う」
「思っていたよりキツい」
「こんなはずじゃなかった」
というギャップに直面し、感情が一気に爆発してしまう。


そんな中で目立ち始めているのが、
「リベンジ退職」 です。

会社に対して何らかの損害を与え、
「報復」の形で退職する行為。

具体的には、
・顧客情報や個人情報の持ち出し
・社内データの削除
・業務を意図的に放置したままの退職
など、多岐にわたると言われています。

本人としては、
「理不尽な扱いを受けた」
「自尊心を踏みにじられた」
その鬱憤を晴らす行動なのかもしれません。

気持ちの部分だけ見れば、
「そうなる気持ちも分からなくはない」
と感じる人もいるでしょう。


ただし、ここは冷静に考える必要があります。

これらの行為の多くは、
普通に法律に抵触します。

在職中であれば、最終的に会社が矢面に立つ場面もあります。
しかし、退職後に損害を与えた場合、その責任はすべて個人に返ってきます。

今回の話題はZ世代。
職歴3年以内と考えるのが自然でしょう。

その状況で、
「損害賠償1000万円」
と言われたら、支払えますか?

手取り総額をすべて貯金していたとしても、
到底負えない金額である可能性が高い。

未成年ではありません。
保護者に責任が回ることもありません。
やった本人が、すべて背負うことになります。


だからこそ言いたい。

もし「リベンジ退職」を考えるほど追い詰められているなら、
最低限、
「損害賠償されないレベル」
に留めるべきです。

リベンジ=復讐。
ですが、その復讐が原因で、
「リベンジのリベンジ」
が返ってくる可能性も、現実として存在します。

一時の感情だけで動いてしまうと、
その後の人生に、取り返しのつかない傷を残すことになりかねません。


辞めること自体は悪ではありません。
合わない職場から離れる判断も、立派な選択です。

ただし、
「辞め方」だけは、冷静に。
未来の自分を守るためにも。

それが、今の時代を生きる全世代に一番伝えたいことかもしれません。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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