先日の会社での打ち上げのあと、少し気になるやり取りがありました。
せっかくの休みだし時間もあるということで、打ち上げに参加していたメンバーのうち、特に印象に残った二人を誘って飲みに行くことにしました。
なぜ気になったかというと、二人の**「自分の仕事の語り方」**があまりにも対照的だったからです。
出来たことを強調する人、出来なかったことを語る人
一人は、社長に対して
「私はこれが出来ました」「ここは評価してもらえると思います」
と、これまでの成果を前面に出すタイプ。
それに対して社長からは
「確かにそこは助かっているけど、ここがまだ出来ていないから直してほしい」
というフィードバックが返っていました。
もう一人は真逆で、
「あの部分が出来なかったので、来年はこう改善したいんですよね」
と、出来なかった点と次の一手を自然に口にしていました。
この子に対する社長の反応は、
「うん。じゃあ来年はそこを直して次のレベルに上がっていこう」
という、前向きで未来志向のコメント。
もちろん、年齢も立場も能力も違う二人ですし、社長が求めている役割も同じではありません。
それを踏まえても、評価の空気感が明らかに違っていたのが印象的でした。
評価されていたのは「過去」より「未来」
話を整理すると、
- 一方は
「これまでの成果の強調」と「出来なかった部分の言い訳」 - もう一方は
「これまでの反省」と「これからどうしたいか」
という、まったく正反対のアプローチでした。
社長が求めている人材像も、はっきりしています。
それは「未来に向けて改善・成長し続けられる人」。
私自身もこの考え方には賛同しています。
成果アピールが不要なわけではない
誤解してほしくないのは、
**「成果をアピールすること自体が悪いわけではない」**という点。
実際、賃上げ交渉や評価面談では
「これまで何をしてきたか」
「どんな数字を作ったか」
を伝えることはとても重要です。
ただ今回の場面では、社長が求めていたのは
「来年どう成長したいか」「どこを改善するつもりか」
という未来への視点だった。
その空気を読み取れていたかどうかで、受け取られ方が変わったように感じます。
立ち回りで差がつく「アピールの方向」
ここで大事なのは、
**何を言うかより「どの方向を向いて話すか」**です。
- 過去の実績 → 変えようのない「事実」
- 未来への展望 → 不確定だけど「意思と姿勢」が見える部分
不確定であっても、
「こうなりたい」「こう変えたい」
と語れる人の方が、長期的には魅力的に映るのも事実です。
スポーツ選手でも同じですよね。
「これだけの実績があります」と語る選手と、
「次はこういう選手になります」と語る選手。
短期的には実績が評価される場面もありますが、
長く評価されるのは未来を語れる選手だったりします。
一番強いのは「過去×未来」を語れる人
最終的に行き着く答えはシンプルです。
- 過去の実績を土台に
- 現在の反省を踏まえ
- 未来の改善を語れる
これが一番評価されやすい。
逆に言えば、
未来を考えられなくなった時が、衰えの始まりなのかもしれません。
来年の成績は、今年の話し方で決まるかも
今回の飲みの場での話が、どこまで本人たちに響いたかは分かりません。
ですが、こうした姿勢の差は、来年の評価や成績に確実に影響してくると思います。
私自身も、
「過去に何をしたか」より
「これから何をしたいか」
を意識して動いていきたいと、改めて感じた出来事でした。