今年は、政治の世界において久しぶりに「動いた年」だったと感じています。
良くも悪くも長い間ほとんど変化のなかった日本の政治・経済が、いくつかの点で大きく方向転換した年だったのではないでしょうか。
「動かなかった過去」
これまでの日本の政治を振り返ると、
「変えたいと言われ続けてきたのに、結局変わらなかったもの」があまりにも多かった印象があります。
・ガソリンの暫定税率
・103万円の壁に象徴される所得控除の問題
・実質的にゼロ金利が当たり前だった金融政策
いずれも「もう何十年も前から問題だと言われている」けれど、
誰も本気で手を付けなかったテーマでした。
その結果、日本経済は
「大きく悪くならない代わりに、大きく良くもならない」
そんな停滞状態を30年以上続けてきたように思います。
「一気に動いた今」
そんな中、2025年は明らかに違いました。
私自身、このブログでも注目してきましたが、
国民民主党が掲げていた
- ガソリン暫定税率の廃止
- 「103万円の壁」と言われていた所得控除の引き上げ
といった政策が、結果としてほぼ満額回答に近い形で実現しました。
さらに、金利のある世界への回帰。
これも実に30年以上ぶりの出来事です。
「○○年ぶり」という言葉が、
これほど立て続けに出てくる年も珍しいのではないでしょうか。
長らく止まっていた歯車が、
一気に回り始めたような感覚すらあります。
「成果の先にある空白」
ただ、ここで一つ気になる点があります。
それは、
「じゃあ次はどうするのか?」という方向性が、まだ見えてこない
ということです。
看板政策だったものが実現した今、
少なくとも国民民主党に関して言えば、
「次に何を軸にしていくのか」が少し見えづらくなった印象もあります。
また、政治全体としても
「○○年ぶりの改革をやり遂げた」
その先にあるビジョンが、まだ言語化されきっていないように感じます。
未知の「未来」に入っていくということ
今、現役で働いている世代の多くは、
- 高度経済成長期を知らない
- バブル期を実体験していない
- 金利のある世界を経験したことがない
そんな人たちです。
一方で、それらを知っている世代は、
すでに引退が見えているか、引退してしまった人たち。
つまりこれから先は、
**「誰も正解を知らない時代」**に入っていくということになります。
「○○年ぶり」の出来事が起きること自体よりも、
その後にどう社会が変わっていくのか。
こここそが、本当の未知の世界です。
これから求められるもの
政治が動き、制度が変わり、環境が変わる。
それ自体は悪いことではありません。むしろ必要なことです。
ただし、
「変わったから安心」
「国が何とかしてくれるだろう」
そんな時代では、もう無い気がします。
これからは、
- 情報を自分で集め
- 内容を理解し
- 自分なりに判断して動く
そうした力が、ますます求められるようになるでしょう。
日本経済が再び動き出した今、
その波に振り回される側になるのか、
それともうまく乗っていける側になるのか。
2025年は、
その分かれ目に立たされた年なのかもしれません。