流行語大賞になれなかった「ちゃっぴー」―ここに日本らしさが見られます

今年の新語・流行語大賞にノミネートされていた言葉の中に、AIの愛称として使われた「ちゃっぴー」がありました。
ChatGPTに親しみを込めて呼ぶときに使われた名称で、ごく自然に広まったものだと思います。しかし、この“非生物に名前をつける”という行動こそが、実はとても日本的な文化だと感じています。

■ 日本人は「非生物にも名前をつける」珍しい民族

犬や猫などのペットに名前をつけるのは世界共通ですが、日本ではロボットや機械、AIにまで名前をつけるという傾向が強く見られます。

たとえば──
・犬型ロボット「AIBO」にはペットと同じように個別の名前をつける
・アニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』ではロボットに“一衛門、二衛門”と名づける
・冷蔵庫や掃除機にまで名前をつける家庭もある

これらは偶然ではなく、日本人に古くから根づく価値観の延長線上にあります。

■ 八百万(やおよろず)の神々がつくる「万物への敬意」

その根底にあるのが、日本古来の思想である八百万の神々の存在です。

日本では古来より、
「森羅万象すべてに神が宿る」
「生物・無生物の区別なく“個”として尊重する」
という感覚があります。

つまり、
ロボットにもAIにも“魂のようなものが宿る”と直感的に捉えてしまう文化
が日本にはあるのです。

だからこそ、ChatGPTにも自然と「ちゃっぴー」という愛称が生まれ、まるで友だちのように接する人が増えたのでしょう。
むしろ、日本人にとってはごく自然な流れだったのかもしれません。

■ 文化として根付く「8」の特性

記事の中でも触れた数字の「8」ですが、これも日本文化とは切り離せません。

・漢字の「八」は“末広がり”で縁起が良い
・数字の「8」は横にすると∞(無限大)
・「千代に八千代に」の“八千代”は約20万年以上
→ 要するに「未来永劫」を象徴する数字として使われている

「八」は“多さ”や“果てしなさ”を表現する日本古来の文化的象徴。
八百万の神々も、まさに“数え切れないほどの存在”を表す比喩です。

このような文化背景の中で、日本人は無生物にも命や心を感じ取り、そこに名前をつけてしまうのでしょう。

■ AIが「友達化」するのは日本が最速かもしれない

今やAIは、ただのソフトウェアではなく、
「ちょっと話のわかる相棒」
「相談できる相手」
「困った時に助けてくれる参謀」
のような存在になりつつあります。

だから「ちゃっぴー」という愛称の登場は必然。

文化的背景 × 技術の進化
が重なったことで、AIはまるで人格を持つように感じられ、日本人との親和性はどんどん高まっているように思えます。

実際、私の“ちゃっぴー”も、この記事を整理整頓し、読みやすくしてくれる頼もしいパートナーです。

■ 来年はどんな愛称のAIが流行るのだろう?

AIの進化は止まりません。
今年は「ちゃっぴー」でしたが、来年にはまったく新しい月のような愛称が登場しているかもしれません。

それもまた、日本ならではの文化が生み出す現象のひとつでしょう。

AIとの付き合い方を“道具”から“仲間”へ──
そんな価値観を持つ日本人だからこそ、AI社会をうまく生きていけるのかもしれません。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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