対策すればするほどその方向に向かう

どんな世界を見ていても、「トレンドに抗うための対策をすればするほど、その方向に向かってしまう」──そんな現象、多くないですか?

最近見たニュースでは、小中学校の不登校児童が10年前の7倍にまで増えたそうです。
私の知り合いの子供たちの中にも、実際に不登校の子がいます。
けれど、今の時代は「無理やり学校に連れて行く」ことも、「行かないならご飯抜き!」なんて叱ることもできません。
そんなことをすればすぐに「ネグレクト」や「虐待」だと非難されてしまいます。
結局、親も「どうしたらいいんだろうね…」と手を出せないまま。
学校側も“登校支援”という名の対策を重ねているようですが、結果として数字は7倍。
「対策すればするほど増えていく」という現実が見えます。

少子化も似た構図です。
結婚しない・子供を持たないという流れに対して「少子化対策」としてあらゆる制度を導入しましたが、結果は出生数が過去最低。
いくら手を打っても、トレンドそのものは変わっていません。

為替でも同じようなことが起きています。
円安トレンドの中で、政治家や日銀が口先介入を行ったり、海外要人が円高を意識した発言をしても、一時的に円高方向へ触れるだけで、結局は円安に戻っていく。
まるで“自然の流れ”に逆らうように手を打つほど、元の方向に戻されるような感覚です。

会社経営もそうです。
「労働者保護」「中小企業支援」といった名目で延命融資を重ねてきましたが、結果的に傷を広げ、倒産件数が増加しているようにも見えます。
「対策=延命」だったはずが、「対策=破綻拡大」に変わっているように感じる場面も多いです。

結局のところ、政治家は「税金を取ったからには使い道を作らないといけない」という発想で、あちこちに“対策”を打ち続けてきました。
その結果、「予算が足りないから増税」という流れを生み出している。
これではまるで、対策を打てば打つほど自分の首を締めているようなものです。

思うのは――いっそ政治家が何もしないで、徴税を減らした方がいいのではないか、ということ。
「何かしないと自分だけが不利益を被る」という状況になれば、人は自発的に動き出します。
結局のところ、社会全体も企業も人も、外から“対策”を押し付けられるより、自ら動く方が自然の流れの中でうまく機能するのではないでしょうか。

あれこれ対策した結果、むしろ悪くなっていく。
――まさに、現代社会が抱える「逆効果の構図」そのものだと思います。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

コメントを残す

C.I.Mをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む