「令和の虎」を視聴している建設業関係者であれば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。番組の途中に流れるCMで、林社長がヘルメット姿で宣伝しているのが「リフォームパーク」です。
私自身、BtoB中心で仕事をしているので、一般顧客(BtoC)とつながる機会は限られています。そのため、こうしたサービスを活用することで新しい接点を得られるのは魅力的に感じます。問い合わせてくる顧客層も「令和の虎」視聴者が中心になるでしょうから、話を進めやすい部分もあるはずです。
加えて、昨今の物価高の影響もあり「中間業者を極力排除して、必要な部分だけをリフォームしたい」というニーズは確実に増えていると感じています。リフォームパークのサイトを見ると、私の地域ではまだ加盟店が少なく、先行者メリットを享受できる可能性もあります。
ただし、課題も少なくありません。社長に相談したところ、
- 「数十万程度の視聴規模のコンテンツで、どこまで集客につながるか?」
- 「加盟金はいくらなのか?」
- 「これまでも“ネームバリュー頼り”で始めたサービスが採算を取れなかった例は多い」
といった意見が返ってきました。確かに、公式サイトには加盟金の記載がなく不透明です。林社長の顧問サービスが“月1回のお茶”で50万円と言われていることを考えると、リフォームパークの加盟費用もそれなりに高額になる可能性は否定できません。
また、私たちは内装仕上げを得意とする会社です。高額なシステムキッチンの入れ替えや、フルリノベーションのような大型案件にはなかなか踏み込みにくい現実もあります。募集内容は「リフォーム全般」と幅広く見えるため、加盟費用が高額なら、果たして費用対効果が見合うのか疑問も残ります。
それでも「今の世の中の流れ」を考えると、直接顧客とつながる仕組みを持つことには大きな意味があると感じています。問題は、弊社においてBtoCに十分対応できる人材が、現状では私と社長の2人程度しかいないこと。無理をして案件を増やせば、自分たちの首を絞めかねないリスクもあります。
最終的に「加入するのか、それとも様子を見るのか」。私の判断と社長の判断、どちらが正しかったのかは、これからの推移で明らかになっていくでしょう。