自民党の両院議員総会で、石破さんが「自らの責任において選挙に敗れた」と発言されていました。
これまでの姿勢としては「この先のことを考えると続けねばならない」といった意欲を示していましたが、今回は一転して“延命の道は途絶えた”ような印象を受けます。
きっかけは、森山幹事長・小野寺政調会長・鈴木総務会長・木原選対委員長といった幹部が一斉に辞任することになったこと。新たな執行部を組閣しなければならない状況ですが、肝心のその新執行部に「入りたくない」という議員が多く、人選が難航しているようです。結果として、石破さんが“裸の王様”のようになりかねない危うさが漂っています。
次は誰が担うのか?
問題は「石破さんが辞めた後を誰が引き継ぐのか?」です。
立憲民主党の野田さんは石破さんに接近する動きを見せていましたが、後任が別の人になればその動きも変わるかもしれません。
一方で「小石河連合」と呼ばれた小泉さんや河野さんなら、野党との協力路線も一定程度維持できる可能性はあります。
また、高市さんについては、国民民主党が歩み寄る可能性があり、仮に取り込めれば衆参両院で過半数を確保できるとの見方も。ただし、党内外に強い嫌悪感を持つ人が多いとも言われており、実現にはハードルが残ります。
候補者は他にも複数いるものの、「誰ならどこの党とうまく連携できるのか」という点が最大の悩みどころで、ここを読み違えると新体制発足後すぐに迷走しかねません。
停滞感からの転機になるか
それでも、長らく停滞感が漂っていた政治が、今回の混乱をきっかけに一気に動き出す可能性もあります。
個人的な思いとしては、「チームみらい」の安野さんをデジタル関連の要職に起用し、制度や仕組みを大きく前進させてほしいと期待しています。デジタル行政の推進だけでも、社会全体が大きく変わるきっかけになるのではないでしょうか。
これからの1週間ほどで政局は大きく動く気配があります。次の体制がどのように形作られるのか、注視していきたいところです。