関税交渉終了?ホント?あれで良いの?

アメリカとの関税交渉に道筋が見えたら石破さん退任かな~なんて思っていたら、早速今日「関税交渉まとまりました」という発表がありました。

※本記事執筆時点では、関税交渉に関する正式な全容は明らかになっておらず、一部報道や発表内容をもとに考察しています。

まだ全体が詳しく出ていないので、公表されていた一部の話になっちゃいますけど、まず気になったのが「対米投資80兆円」という部分。そしてトランプさんが発表したと言われる「利益の90%はアメリカ側に残る」という部分。

投資ってある程度の期間をもって元本分は回収できる見込みで投資すると思います。国内のインフラなど赤字でも仕方がない事業と違って対外投資となれば、尚のこと収益を上げて回収したいところ。ですが今回の話では利益の90%という事ですよね。

一般的に投資の回収には10年くらいを見込みとすると言いますが、90%の利益を向こうに渡すと回収できたとしても100年後となります。100年続く企業が超希少と考えると「回収できない事が確定」と言ってもいいとこでしょう。

また現在のアメリカの対日貿易赤字が8兆前後で推移しているそうなので、7兆円分はこの投資分で差分を埋めることが出来ます。

また、関税も25%から15%に減ったとはいえ、これまでほぼゼロと言われるほどの関税水準で来ていたものに15%掛かるという事は単純計算で言えば8兆円の貿易赤字の15%分1.2兆円分くらいは減るイメージでしょうか。

さらに、これまで自動車関連で2.5%だった関税も15%(27.5%が減ったという意味で歓迎されているようですが元は2.5%)で追加に掛かるそうなので、自動車関連の対米輸出額、約7兆円も15%で1兆円分程度貿易赤字の減少に繋がると思います。

これらの合算だけ見てもアメリカから見ると80兆円貰って貿易赤字分を消してくれたような率になります。

アメリカ車の販売解禁(実際には解禁はされているけど需要が無くて販売する業者が少ないだけ)や、コメの輸入制限の撤廃(こちらもかなりの量は入れていたようですが、ほとんど人間の口に届いてないだけ)を求められたようです。

コメの方は、現状のコメ不足の影響もあり備蓄米はかなり減ってますし、いきなり増産して輸出できるようにという方針は出たもののそんな簡単に言われてすぐ増産できるようなものでも無いのでひっ迫しそうなところにアメリカ米が入る事で価格の安定化には寄与しそうですが、農家の生活の賃上げの流れには水を差すことになりそうです。

こんな事なら、1年間の国家予算並みの金額を対米投資して15%関税でまとめるよりも、25%関税のままで国内の不安定化するところに80兆円投資した方が国家の安定には良かったのでは?と考えてしまいます。

これまでアベノミクス以来ドル円で80円くらい~160円くらいまで円安が進み、現状では145円くらいでこの辺りで落ち着いたらいいのかもって言われていたものに、対米投資分80兆、貿易赤字になることと合わせてダブルパンチで円安が進むことも懸念されます。

石破さんは国益を損なう事があってはならんので簡単には飲めないと言っていたと思いますけど、トランプ大統領を最大限ヨイショする格好になり日本の国益よりもアメリカの国益に従順だったという結果に感じられます。

参政党が躍進したキッカケとも言える「日本人ファースト」とはかなりズレがあり、ますます自民党に苦情が集まるきっかけにもなりそうな気もしますね。もちろん交渉には外交上の意図や将来の戦略的関係性も考慮されているでしょうが、今回の条件を見る限り、日本側にとっては厳しい内容に映ります。

まだ関税交渉の結果の内容を把握しきれていませんので、そこを確認出来たらまた記事にしてみようと思います。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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