■ 冒頭:若者の志向と現実
「管理職にはなりたくない」「責任ばかりで割に合わない」
そう感じる若手社員が増えていると、多くのメディアが報じています。
スペシャリスト志向が高まり、マネジメント職を敬遠する傾向は確かに存在します。
しかし、私は**「管理職を目指すべき」**だと考えています。
■ 管理職という立場の本質
管理職には責任がつきものです。
ですが、権限も与えられます。
- 組織を動かす力
- 人事評価を行う力
- 報酬や役職に対する発言権
これらを手に入れるには、避けては通れないのが「管理」という役割です。
■ スペシャリストを評価するのは誰か?
どこまで突き詰めても、スペシャリストを評価するのは管理職です。
転職したとしても、企業側で評価し、報酬や働き方を決めるのは「管理する側」です。
つまり、自分の価値を最大限活かすには「管理職の目線」に立つことが欠かせません。
■ 評価されたいなら、評価する側に立つ
「評価してくれない」「上司が見る目ない」
そう感じるのであれば、自分が評価する立場になることも選択肢です。
- 人を動かす
- 評価する
- 報酬を分配する
これはすべて、管理職にしかできない領域です。
■ 経営者とは“ジェネラルなスペシャリスト”
経営者はすべての分野を5点満点でこなす必要はありません。
必要なのは「自分に足りない部分を補える人材を見抜き、使える力」です。
- 営業力が足りなければ営業の右腕を
- 会計が弱ければ経理の左腕を
つまり、“管理者”としての視点・役割が不可欠になります。
■ 自称スペシャリストの落とし穴
現場には「自称スペシャリスト」が多く存在します。
年数だけ長く、自己評価だけが高く、本当の価値を生み出していない人もいます。
求められるのは「向上心のある本物のスペシャリスト」。
さらにその先には、「組織を動かす管理職スキル」が加わることで真のプロフェッショナルになれるのだと思います。
■ 終わりに:キャリアを長期視点で捉える
スペシャリストか管理職か。
この議論は一見二択のようで、実はどちらも通じる道だと思います。
どんな働き方を選ぶにせよ、長期視点を持って「どうやって評価され、どう貢献するか」を考えておくことが重要です