建設業者の労働環境がどんどん厳しくなる

労働時間規制など社会的状況で労働環境が厳しくなったと言われている最中ですが、更に厳しくなる状況となってきました。

仕事量が相対的に減少してきている中で、これまで行われてた6S活動の成否で現場入場に影響が出始めています。

まず「6S」ですが、「整理・整頓・清潔・清掃・躾・習慣化」といういろんな業種で使われる〇Sの建設業版。

特に建設業では「実際にお客様が住まれる家を建てる」ということで、お施主様が見に来られることもある事を考えると、常に「整理・整頓・清掃・清潔」にしているのは当然と言ってもいい事かと思います。それを管理者は躾しないといけないですし、職人さんは習慣化しないといけません。

ですが、やはり職人さんも人間。自身の整理整頓出来てると思っていても、他社が見るとぐちゃぐちゃで汚いと思われたり、清掃していても全然掃除されてないと見る人もいます。逆に誰が来てもいつ見ても整理されてるね・きれいに掃除されてるねって言われる職人さんもいます。

仕事が減ってきている状況を考えると、「いいね!」と評価される職人さんを優先的に回してもらうような依頼が入ってくるのは必然的になってきます。

そんな中で事件が起こりました。

元請けさんからの電話が入り、「お客さんが家を見に行ったら汚い!掃除もせずに帰るのか!」とキツイお叱りを受けたそうです。当然元請けさんは職人さんを呼び清掃するように指導が来ましたが、本人にその旨を話していってもらおうと思ったところ「この現場はちゃんと掃除して帰っている!これで悪いって言われても納得できない」と拒否されました。

私は元請けから直に請け負っている立場なので職人さんが行かないとなると私が行かざるを得ません。行ってみたところ基本的には整理されて掃除もまぁダメって言われるのは厳しいなと感じるくらいには掃除はされていました。施工途中の部屋には端材など纏めた敷紙なども置いてあったのでそこら辺が掃除されてないと言われているのかな?隅などにゴミが残っている所が汚いと言われたのかな?と思う部分があるにはあったのですが、最終日で完了後であったわけでは無い・施工途中という事を考えるとちょっと酷な指摘でした。

その状況も踏まえて元請けさんに報告したところ、「何で施工している職人が行かないんだ?そんな仕事するならうちの現場に入れないでくれ!」とほぼ逆切れと言ってもいい感じで言われました。

仕事が減っている現状を踏まえると「お客様は神様です」現象が復活してきているのかもしれませんね。とはいえこれで出入り禁止を言われるのはさすがに職人さんには酷だと思いますし、監督さんもお客さんからも会社からもいろいろ言われて虫の居所が悪かったのかもしれませんけどかなり厳しい判断されました。

これからもこういった現象は続く可能性が高いので、これまで以上に6Sに気を付けていかないといけないかもしれません。日々の掃除は実際の施工の賃金がある部分ではなく、付加価値的部分だったはずのものが当たり前に日々しないといけない事になってしまってきた事を考えると、職人さんの置かれている状況というのは日に日に厳しくなってきているんだなと感じます。

一部には「掃除屋さんの仕事を取っちゃいけないから掃除しない」なんて言う古くからの職人さんもいますが、こんな人は出入り禁止でもいいかと思います。ですが、工事中の状況に関してはある程度寛容になってもらえるような環境づくりをしていかないといけないなって思う事象でした。

普段から綺麗な人の方が良い仕事が出来ている確率は高いとは思いますが、途中ではなく結果を見て判断してもらいたいですね。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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