カーペットという商材

apartment architecture carpet chair

サンゲツのカーペットのカタログが新作へ変更になっていたのでご紹介と共にちょっとした出来事なども紹介します。

まずはサンゲツのカーペットのカタログが最新のものに変わりましたのでお知らせ。

既に建設会社や装飾屋さんにはそれぞれ届いていると思います。単純に私が記事にする機会を逃していて紹介するのが遅くなっちゃっただけなんですよね。

昭和世代の人は聞いたことがあると思いますが、「カーペットはダニが〇〇倍いるからヤバイ」といった事があるのではないでしょうか。

テレビ放送で「フローリングに比べてカーペットの住宅にはダニが○○倍潜んでいるからヤバいです」という報道が出たことで、これまでマンションの床工事のかなりの部分に使用されていたカーペットが、一斉に防音効果を持たせたフローリングに変えられるという現象がおきました。

数年・数十年経ってからエビデンスの無い情報だったことが発表されてカーペットの需要が若干ですが戻ってきました。しかし当時の情報効果の影響は大きく、今でも「カーペットってヤバいんでしょ?」ということを言ってくるお客様は沢山います。

実際のところは材木会社やフローリング製造会社、フローリング施工業者などに金銭的な享受を受けたテレビ局のポジショントーク的な記事を出したことがきっかけなんだろうなと想像されます。

結果としてカーペットを施工できる職人さんの絶対数が減少しましたし、カーペットを敷き替えたいという需要も少なくはなっています。

壁紙に比べて新規ラインナップが少ないのもそういった影響もあるかもしれませんね。

現在カーペットの主需要は四方をオーバーロックという加工をしてホツレが無いような形でラグマットとして使用する家庭が多くあると思います。

ホームセンターでもラグマット売っているのでそちらを購入されている印象ですね。

在宅のお客様を訪問した際もそういうものを設置されています。

が、部屋って決まったサイズで・きまった形になっていますか?実際に訪問したお宅でも部屋の形に合わない部分のカーペットが捲れ上がった状態で敷いてあるお宅も見受けられます。

カーテンと同じですが、オーダーカーペットになるので費用面を考えると出来ない方がいるのも分かりますが、部屋の形に合わせたオーバーロックされたカーペットを敷くという事も出来ます。

そういった事も含めて過去の報道で印象操作になっていたのでしょうね。カーペットに対する印象や知識が全体に周知されていない状況になっています。

定期的な掃除機掛けが必要だったりすることは理解しますが、コロナの時でも世界情勢に何かあった時にしても、報道に惑わされず自身の信念やキチンとした情報収集に裏付けられた方向性を持っている人は、微妙な情報に頼らず自分が良いと思ったものを選択されてきました。

結果としてはハウスダストもカビやダニもカーペットが原因ではない様ですし、まったく掃除をしない人の部屋での数値計算をすれば高くなってしまう事もあるかもしれません。逆に割と目に見えやすいフローリング上での埃などはクイックルワイパーみたいな簡単に掃除できるもので処理するのでその辺りの手間の差での数値の違いはあるかもしれませんね。

しかしぱっと見の製品の高級感であったり良さであったりというのは依然カーペットが勝っている部分も多くあると思います。

これからの未来にはフローリングをカーペットに変えるという需要も再び増えてきそうな商品だと思いますので検討の余地はありかもしれませんね。

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投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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