今日は新人君に自分のスケジュールの予定表をこんな風に書いた方がいいんじゃない?という話をしていた時の話題です。
私の先輩にあたる人が予定表に記入漏れをしていて、明日の予定を今日と勘違い。結果的に明日行けば済むことで解決はしましたけれど、予定の記入漏れって結構一大事。もし逆の場合でしたら「何で来ないの?」と約束相手からの信用もなんにもなくなっちゃいます。販売の機会損失の可能性もありますし、場合によっては取引停止という場面もあり得てしまいます。
そういった話をしていると【AIが全部予定を決めていってくれたらいいんですけどね】と提案?がありました。私たちの仕事の予定を決める際の情報として「対面でのやり取り・携帯電話・会社の固定電話・パソコンのメール・携帯のメール・ラインなどのアプリ・FAX・工務店ごとの専用現場管理アプリ」などたくさんの要素の中から優先順位をつけ日にちの調整や時間の調整をしながら、「極力全部回れるように」予定を決めていきます。
AIがこれらの要素をすべて把握しながら予定を決めていく事は不可能に近い作業ですし、人間関係やこれまでの経験値まで含めればもっと難しくなります。
年間1000万の利益を頂ける工務店さんの工程会議と、年間50万の利益しかない工務店のクレーム対応となるとクレーム対応を優先しなければいけない場合もあり得ますので利益ベースでは決めれないですし、20年来の付き合いで毎年年間500万の利益の工務店さんのクレームと、付き合い1年で今後も年間500万の利益の工務店さんのクレームでしたら利益水準でも変わらないですし、付き合いが長いからすぐ行かなければいけない場合もあれば付き合いが長いから待ってもらえる場合もあります。逆もまた然り。
そういった細かい調整までできるAIが出てきたら少々高くても即買いですけどね。
職人さんの動きに関しても同様で、同じ工務店の同じ坪面積の住宅であっても、使う材料によってであったり、間取りの構成・窓回りが巻込みの有無・天井際の目地や廻り縁・役物の量・吹き抜けなどの様子などによって掛かる日数が一様に同じとはなりません。人によっても掛かる日数が変わってきます。
さらにはスポーツ観戦に行くから休む~とか子供の行事で昼からになる~とか個別の事情にも対応しなくてはいけなかったりします。
もうこうやって書いているとなんかめんどくさい仕事してますね。
今後も、各工務店の専用アプリなどで現場の職人さんが「今日は休みます」とか「〇日に終わります」とか登録できるシステムは出来ていくでしょうし、AIなどでもそういった部分を反映することはできるでしょうけど、一つの工務店で年中回れる働きかたが出来る職人さんも少ないでしょうし、そういったことを考えるとこのめんどくさい職業が無くなる事も遠そうです。
逆に現場で必要な材料の拾い出しなどはAIでも出来るシステムが出来そうな気がしますが、建設業のしかも内装仕上げ工事業というごく一部迄届くとなるとそちらも時間がかかりそうですね。
新人君がイヤにならないようにひとつひとつゆっくり?教えていきたいですね。
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