先日もちょっと話題に出したのですが、今日の休み。朝からYouTubeを見ていて目が離せなくなってしまい、結局1日中動画を見ていました。
今回見ていたのはジャックポットチャンネルの不倫の人たちです。
まぁ一日こんな動画ばかり見ていると、パートナーを作るのにも躊躇しちゃいますし、人間を信じるのが難しくなっちゃうほど気分が下がってきます。
それでも依頼者に協力する人たちや、そもそもの依頼者らはまともな人が多いので、少なくとも半分くらいの人たちは信じられる人なんでしょうけどね。
……と、早速「けど」を使ってしまいました。
今日書きたいのは、まさにこの「けど・・・」という言葉です。
不倫している人たちが追い詰められている様子を見ていると、かなりの確率でこの言葉が出てきます。
例えば、
「夫に内緒で別の男性と二人っきりで会ったりすることなんてありませんけど・・・」
みたいな返事。
本当にやっていない人だったら、
「ありません」
で終わるような話です。
ところが「けど・・・」が付く。
もちろん「けど」という言葉を使っただけで、その人が嘘をついているなんてことにはなりません。
ただ、こういった追い詰められた場面で出てくる「けど・・・」をずっと見ていると、その後ろに何か言葉が隠れているように感じるんです。
「バレたらまずい」
「どこまで知られているんだ?」
「何と言ったら切り抜けられる?」
「相手は何て答えている?」
そんなことを頭の中でグルグル考えながら、とりあえず否定する。
だから、
「してませんけど・・・」
となる。
そして考えてみると、これって不倫の話だけでもないんですよね。
私たちの仕事でもあります。
例えばクレーム案件に立ち会って、施工の不備が疑われているような時。
「職人さんにはきちんと仕事の指示をしていますし、問題のない施工をしていると思いますけど・・・」
なんて返事をしてしまうことがあります。
この時の「けど・・・」の後ろには何が隠れているのか。
「人間が施工することなので、もしかしたら不備があるかもしれません」
「自分がすべての作業を見ていたわけではありません」
「確認してみたらミスがあるかもしれないので、その時はごめんなさい」
おそらくそんな気持ちです。
ただ、こちらにも元請けさんとの関係があります。
まだ原因がハッキリしていない段階で、
「うちの施工が悪かったかもしれません!」
なんて勝手に認めてしまっていいのか?という問題もあります。
原因が材料なのか、下地なのか、施工なのか、使用環境なのかも分からない。
だから断言できない。
結果として、
「問題ないと思いますけど・・・」
という何とも歯切れの悪い返事になってしまうわけです。
でも今回、不倫動画を大量に見ながら思いました。
この「けど・・・」で止める話し方って、相手からするとものすごく不安なんですよね。
「問題ないと思いますけど・・・」
と言われたら、
「けど、何?」
ってなります。
だったら、
「指示した内容については問題ありません。ただ、現時点では原因が特定できていないので、施工した部分も含めて確認します」
と答えた方がずっと分かりやすい。
分かっていることは言い切る。
分からないことは分からないと言う。
確認が必要なら確認すると言う。
これで良いんですよね。
そして、不倫動画を見ていてもう一つ感じるのが「嘘を一つつくと、その嘘を守るために次の嘘が必要になる」ということです。
「会ってない」
↓
「二人では会ってない」
↓
「たまたま一緒になっただけ」
↓
「ホテルには行ったけど何もしてない」
みたいに、証拠を出されるたびに話が変わっていく。
第三者が入って話し合いをするところまで来ている時点で、相手側はかなりの証拠を持っていることが多いでしょう。
そこへ下手な嘘や言い訳を重ねていけば、問題そのもの以上に「この人は信用できない」という評価まで付いてしまいます。
これって仕事でもまったく同じだと思います。
ミスそのものは誰にでもあります。
私だって間違えますし、職人さんだって間違えます。
でも、
「私は聞いていません」
「そんな指示はしていません」
「職人さんが勝手にやりました」
「たぶん別の業者じゃないですか?」
なんて適当なことを言って、その後にメールや図面や現場写真が出てきて、
「いや、それは……」
となったら、施工不良とは別の問題が生まれます。
「この人の言うこと、信用して大丈夫なの?」
という問題です。
営業として、これはかなり致命的です。
クレームが発生した時に大切なのは、何が何でも自社を守ることでも、何でもかんでも自社の責任として謝ることでもないと思います。
分かっている事実と、まだ分かっていないことを分ける。
こちらに非があれば認める。
分からなければ確認する。
違うと思うなら、その根拠を説明する。
そして何より、後から辻褄を合わせなければならないような嘘をつかない。
結局、それが一番楽なんじゃないでしょうか。
嘘をつかなければ、前に何を言ったのか覚えておく必要もありません。
事実は一つしかありませんから。
今回、一日中不倫動画を見て休日を潰したわけですが、意外にも営業としての勉強になりました。
「けど・・・」
自分がこの言葉で話を終わらせそうになった時には、
「俺はいま、何を濁そうとしてるんだ?」
と一度考えてみたいと思います。
言い切れることなら言い切る。
分からないことなら「分からないので確認します」と言い切る。
ミスしたなら認める。
余計な嘘や言い訳を重ねない。
そして、そもそも後ろめたくて言葉を濁さなければならないようなことをしない。
仕事でも私生活でも、結局それが一番真っ当に生きられる方法なのかもしれません。
営業という仕事は、商品を売る仕事でもありますが、最後は「この人の言うことなら信用できる」と思ってもらえるかどうか。
「けど・・・」の後ろに何かを隠さなくてもいい仕事をする。
そして何かあった時にも、嘘や言い訳ではなく事実で話ができる営業でありたいですね。
……まぁ、一日中不倫動画を見て休日を終わらせた人間が「真っ当に生きよう」と語っているんですけどね。