毎日毎日発表される熱中症警戒アラート。
季節の変わり目で、まだ身体が暑さに慣れていない時期や、「今日は特に危険ですよ」という注意喚起として発表されるのであれば、その役割は十分理解できます。
ですが、ここ最近のように連日35℃を超える猛暑が続いている中で、正直疑問に思うことがあります。
「今日は警戒アラートが出ていないから安心だ!」なんて思う人、本当にいるのでしょうか。
少なくとも私の周りには一人もいません。
今や誰もが「今日は暑い」「外に出たら危険」「水分補給をしよう」という意識を持っています。
そんな状況なのに、毎日のように「熱中症警戒アラート発表」の通知がスマホに届きます。
最近は何でもスマホアプリで通知が飛んできます。
「明日は熱中症警戒アラートが発表されました。」
ピコン。
また別のアプリ。
ピコン。
さらに自治体からも通知。
正直なところ、暑さでただでさえ気力が削られている時に、この通知音が鳴るだけでも少しうんざりしてしまいます。
一応確認はします。
でも画面を開いてみれば、
「あぁ、また熱中症警戒アラートか。」
それだけ。
結局閉じるだけです。
スマホを取り出して確認する、その一手間すら暑い日には面倒に感じますし、見たところで気分が上がる内容でもありません。
むしろ通知が多すぎることで、本当に重要な連絡まで埋もれてしまう方が心配になります。
もちろん、熱中症警戒アラートそのものを否定したいわけではありません。
暑さに慣れていない時期や、高齢者、小さなお子さんがいる家庭では大切な情報になるでしょう。
しかし、今のように毎日のように発表される状況では、「またか」と思われるだけで、注意喚起としての効果は薄れてしまっているようにも感じます。
それなら逆に、
「明日は熱中症警戒アラートは発表されません。久しぶりに比較的過ごしやすい一日になりそうです。」
こんなニュースの方が話題になる気がします。
危険が当たり前になってしまった今では、「危険ではない日」の方が珍しくなっているからです。
さらに思ってしまうのが、このアラートを運用するための人員や事務作業です。
もちろん気象データは自動で計算されているのでしょうが、その確認や発表、通知の仕組みには少なからず人も関わっています。
毎日同じような内容を発表し続けることが、本当に一番効果的な仕事なのでしょうか。
それよりも、屋外で働く人向けの具体的な対策や、熱中症になりやすい場所の情報発信など、もっと役立つことに力を使えないものなのかなと思ってしまいます。
警戒アラート自体は必要だと思います。
でも、「毎日出すこと」が目的になってしまうと、その情報の価値は少しずつ薄れていくものです。
人は毎日同じ警告を聞き続けると、それが当たり前になり、やがて見なくなります。
本当に危険な時だからこそ目を引く情報であってほしい。
毎日のように通知が届く今の運用を見るたびに、
「これ、本当に今のままでいいのかな?」
そんなことを考えてしまう夏になっています。