最近は本当に暑くなりましたね。
現場仕事をしていると、昼休憩くらいは車の中でゆっくりしたいものですが、この時期はそれすら難しい日が増えてきました。
私の場合は、できるだけ大型スーパーや商業施設の立体駐車場など、日差しを避けられる場所を探して休憩しています。
昼食はコンビニで買うことが多いのですが、そこでふと思い出したことがあります。
みなさん、「あの税」の違いを覚えていますか?
そう、「消費税」です。
「消費税なんて毎日払っているよ」という話ではありません。
今回思い出したのは、イートインコーナーを利用した時の税率の違いです。
消費税が10%へ引き上げられた際、食料品については生活への影響を抑える目的で「軽減税率」が導入されました。
その結果、食料品を持ち帰る場合は8%、店内で飲食する場合は10%という複雑な仕組みになったんですよね。
制度が始まった頃は、コンビニのレジで必ずと言っていいほど聞かれていました。
「店内でお召し上がりですか? お持ち帰りですか?」
でも最近、このやり取りを聞いた記憶がほとんどありません。
今日もコンビニで買い物をしていた年配の男性が、何も聞かれないまま会計を済ませ、そのままイートインコーナーへ向かっていました。
店側も利用者側も、もはや細かく気にしていないのかもしれません。
もちろん、本来であれば店内飲食なら10%が適用されます。
しかし、現場の運用を考えると、毎回利用方法を確認するのも手間ですし、利用者が途中で予定を変えることもあります。
制度としては正しくても、実際の現場ではかなり扱いにくい仕組みだと感じます。
そして、この複雑な税率の違いを管理するために導入されたのが「インボイス制度」です。
建設業では、今でも個人事業主として働く職人さんが数多くいます。
その中には、「インボイス登録なんてできない」「事務作業が増えすぎる」と、あえて課税事業者になっていない人も少なくありません。
もともと現場仕事が中心の職人さんにとって、請求書の形式や税区分の管理は大きな負担です。
発注側も受注側も、本業は工事をすることなのに、制度対応のために余計な事務作業が増えてしまっています。
税率を細かく分ければ分けるほど、管理は複雑になります。
先の選挙では「食料品の消費税率を0%にする」という議論も話題になりました。
最近では、完全な0%ではなく「まずは1%へ引き下げる」といった案も出ているようです。
ただ、もし食料品が1%、外食が10%というように税率差がさらに広がれば、イートインコーナーの利用確認は今以上に厳しくならざるを得ないでしょう。
それならば、インボイス制度を前提に複雑な税率を増やしていくよりも、すべての商品を一律5%や8%にする方が、利用者にも事業者にも分かりやすいのではないでしょうか。
税率の議論をするたびに、「誰がどれだけ負担するか」ばかりに目が向きがちですが、本当に大切なのは「誰でも分かる仕組みかどうか」なのかもしれません。
みなさんは、コンビニのイートインコーナーが10%だったこと、ちゃんと覚えていましたか?