昨日から今日にかけて日本列島を横断した台風も、どうやらひと段落といったところでしょうか。
ただ、「台風一過でスッキリ快晴!」という気分にはなかなかなれそうにありません。
気温はどんどん上がっていますし、天気図を見ると南側には前線の姿。いよいよ梅雨入りも近づいてきたなと感じます。
建設現場にとって、この時期はかなり厳しい季節の始まりです。
晴れれば強烈な日差し。まだ身体が暑さに慣れていない時期なので、真夏以上に体力を奪われることもあります。日陰に入ったところで湿度が高く、汗がなかなか乾かないので不快感はかなりのものです。
雨が降ればさらに大変です。
外構工事や造成工事の現場はぬかるみだらけになりますし、仕上がっていない部分は泥だらけ。下水や給排水の配管工事で掘削している現場では、車両を入れた途端にタイヤが埋まってしまうことも珍しくありません。
内装工事でも安心できるわけではありません。
湿度が高くなることで材料管理が難しくなりますし、乾燥時間が必要な工程は予定通りに進まなくなることがあります。雨で他業者の工程が遅れれば、そのしわ寄せが内装工事にも回ってきます。
こう考えると、梅雨時期の現場で「嬉しいこと」はほとんど見当たりません。
秋の台風は「季節の変わり目を告げる台風」と言われることがありますが、春から初夏にかけての台風も同じような存在なのかもしれません。
今回の台風も、ただ通り過ぎただけではなく、梅雨と夏を連れてきたような気がしています。
そして梅雨が終われば次は長い猛暑のシーズン。
最近の夏は昔のような「暑い日が続く」レベルではなく、「命に関わる危険な暑さ」が当たり前になっています。現場でも空調服や冷却ベスト、スポットクーラー、経口補水液など、暑さ対策への投資は年々増えています。
これまでは気合いや根性で乗り切れていたことも、今では設備や道具の力を借りなければ難しくなってきました。
台風対策が終わったと思ったら、今度は梅雨対策。そしてその先には猛暑対策。
現場にとっては嬉しくない季節のスタートですが、少しでも安全に、少しでも快適に働けるよう、新たな設備投資も含めて考えていかないといけませんね。
長い長い不快な季節の始まりですが、何とか乗り越えていきたいと思います。