ホントにNISA全力投資でいいの?

最近の若い世代。
投資ブームに乗っかったような形で、生活費を極限まで切り詰め、全力でNISAにぶち込む。
そんな人が増えているのか、「NISA貧乏」なんて言葉も出てくるほど投資に向かう人が多くなっているようです。

確かに超長期投資という考え方で見れば、
S&P500や全世界株インデックスなどの投資信託は、過去の実績を見る限りプラスになっていく可能性が高いとされています。
ですので「若いうちからコツコツ積み立てる」という考え方そのものは、決して間違ってはいないと思います。

ただ一つ気になるのが、
今がかなり株価の高い水準にある局面で、この投資ブームが起きているという点です。

短期的には下がっていく可能性も十分にある状態。
そんな中で評価損が出た時に、投資初心者がその状態に耐えられる心理があるのかというのがまず気になるところです。

国内株に限ってみても、過去最高の株価水準。
本日の日銀政策決定会合では政策金利維持の方向が示されましたが、中期的には利上げする見込みが示されています。

一般的に、
政策金利が上がる局面では株価は下落する傾向があります。

株価が下落すれば、当然評価損という状態になってきます。
その時に「長期投資だから」と冷静に続けられる人がどれだけいるのか。

過去を振り返れば、日本の株価は
30年前の最高値を更新するまでに非常に長い時間がかかりました。

もし同じような状況が起きたとしたら
30年が50年になるかもしれない。
生きているうちには戻らない可能性だってゼロではありません。

そこまで考えた時に、
人生の楽しみを全部捨ててNISAに全力投資
というスタイルには、やはり少し不安を感じます。


若い世代のお金って、
本当に老後のためだけに全力で貯めることにどれだけ意味があるのでしょうか。

余力の範囲や、多少節約したお金を投資に回して
配当を貰って徐々に生活余力を上げる。
これはある程度の意味があると思います。

ですがそれと同じくらい、

・若い頃にしかできない経験に投資する
・老後まで続けられるような趣味を見つける
・人間関係を構築できるような場にお金を使う

こういったことも、将来に向けての立派な自己投資です。


最近の話題を見ていても、
ちょっと考えさせられる事例が増えてきています。

「人付き合いもあまりせず全力投資していたら、
 付き合いの上手な同僚の方が社内で評価を上げて
 自分より給料が良くなった」

「FIREできるほど資産は出来たけど、
 やりたいことがあるわけではないから何をしたらいいのか分からない」

「お金はあるけど、それを使うことが出来ない」

どれも極端な例かもしれませんが、
お金だけを目的にしてしまった結果とも言える話です。


「すべてを犠牲にして一つに集中する」
これは確かに才能と言えば才能です。

ですが現実には、
投資も実生活も

バランスよく何でもできる

という状態の方が、長く続いていくものだと思います。


将来的にNISA満額になればいいな。
そのくらいの感覚で、ボチボチ投資にも目を向けていく。

そして同時に、
今しかできない経験にもお金と時間を使っていく。

そんな
無理をしない投資スタイル
の方が、結果的には長く続いていくんじゃないかと思います。

投資も大事。
でも人生は投資だけじゃありません。

お金も経験も、どちらも積み上げていきたいですね。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

コメントを残す

C.I.Mをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む