これまで新卒の初任給高騰など、様々な記事を出してきましたが、
やっとと言えばいいんですかね?
ここにきて少し空気感が変わってきたように感じています。
採用しても2割~3割がすぐに退職する。
出来ない人材に払うには高すぎる初任給。
不公平感を多分に持った中高年層との摩擦。
様々な要因がありますが、
やっぱり一番は「すぐ辞めてしまうこと」なのかもしれません。
昔に比べ、政治の方でも転職推奨の空気がありますし、
転職代行業者の存在によって、
「辞めること」そのもののハードルがかなり下がっています。
実際、昔は
「3年以内退職率が3割」
なんて言われていたものが、
最近では
「半年で3割近くが辞める」
なんて数字も見かけるようになりました。
企業側からすると、
採用コストも教育コストも掛けた上で、
何の回収もできないまま人材が抜けてしまう。
これはもう、
単純に損失です。
そんな状況の中で、
最近よく見かけるのが
「採用人数を減らして、少数精鋭にする」
という方針です。
特に大手企業では、
優秀な人材だけを厳選して囲い込む。
逆に言えば、
「平均的な人材はそもそも採らない」
という動きが強くなってきています。
さらにここに追い打ちをかけているのが
AIの台頭です。
事務職、営業補助、資料作成、データ整理。
これまで新人が担当していた仕事の多くが、
AIによって代替可能になってきました。
つまり企業からすると、
- 人を育てるコスト
- ミスによる損失
- 教育にかかる時間
これらを考えると、
「最初から出来る人だけ採る」
もしくは
「そもそも採らない」
という判断が、
経営として合理的になってきているわけです。
そうなってくると困るのが、
「優秀」の枠組みに入らない普通以下の新卒人材
です。
ここ4~5年は完全に売り手市場でした。
企業の方が人を欲しがり、
多少条件が合わなくても採用する。
そんな時代でした。
しかしこれからは、
明らかに流れが変わってきます。
就職氷河期とまでは言いません。
ただ、
「希望する条件での採用」
これはかなり難しくなってくると思います。
では、これからの新卒は
どういう就職活動をすればいいのか?
ここが一番大事なところです。
私は結局、
昔から変わらない結論に戻ると思っています。
最初から完璧な会社を狙わないこと
これです。
いきなり
- 年収が高い
- 休みが多い
- 福利厚生が充実
- 大手企業
これらをすべて満たす会社に入ろうとすると、
当然競争は激しくなります。
そして落ちた時に、
何も残りません。
中小企業でも「経験」を取る
これが一番現実的です。
例えば建設業でもそうですが、
中小企業の方が
- 任される仕事が早い
- 実務経験が積みやすい
- 責任ある立場になりやすい
こういう環境が多くあります。
若いうちに経験を積むには、
むしろ有利なケースも多いです。
「最初の会社=最後の会社」ではない
これも重要です。
最初の会社は
修行の場
くらいの感覚でいいと思います。
そこで
- 技術
- 実績
- 成果
- 信頼
これらを積み上げていけば、
次の転職は
圧倒的に有利になります。
つまりこれからの時代は
「会社を選ぶ力」よりも
「選ばれる実力」
これが重要になります。
これまでのように
- とりあえず大学出た
- とりあえず就職できた
- とりあえず給料もらえる
こういう時代ではなくなってきています。
逆に言えば、
しっかり努力して
成果を出して
経験を積んだ人にとっては
これまで以上にチャンスが広がる時代
でもあります。
結局のところ、
昔からの
「中小企業でしっかり学ぶ」
↓
「結果を出す」
↓
「ステップアップとして大手へ転職する」
この流れが、
これからも一番堅実な働き方なのかもしれませんね。