日当で請け負って働かない職人ってヤバい

内装に限らず建設業の職人さんって、基本的には「出来高」で賃金を得る働き方が主流です。
やった分だけ稼げる、シンプルで分かりやすい仕組みですよね。

ただし、現場状況や施工内容によっては「日当契約」で入ってもらうケースもあります。
特に年度末のような突貫工事では、前後の工程に左右されて出来高が上がらない場面も多く、「とにかく人が必要」という理由で日当契約になることは珍しくありません。

この日当契約。
本来の前提はシンプルです。

「その会社の労働時間に合わせて、8時間しっかり働く」

これに尽きます。


問題はここから

今回の話は、この前提を完全に無視するケースです。

・定時に現場にいない
・頼んだ仕事をやらない
・勝手に抜ける
・それでも日当は満額請求してくる

正直、これがまかり通っている現場、結構あるんじゃないでしょうか。

年度末の現場だと特に顕著です。
前工程が詰まっていて「やっとこっちの番が来た」と思ったら職人がいない。
後工程は詰まっているので待てない。結果、無理やり進めて傷・手戻り・トラブル発生。

これ、現場をやっている人なら一度は経験あるはずです。


「日当=居るだけでお金」ではない

勘違いされがちですが、日当契約って

**「時間を売っている契約」ではなく
「労働力を一定時間提供する契約」**です。

つまり

・現場にいる義務
・指示された仕事をこなす義務

この2つは確実に発生しています。

にも関わらず、

「現場に来たから日当くれ」
「一応やることはやった」

この理屈が通るのは、どう考えてもおかしい。

これは単なる働き方の違いではなく、
契約不履行に近い状態です。


なぜこの問題が無くならないのか

理由はシンプルで、

「人手不足」

これに尽きます。

本来であれば、こういう職人は
「次から使わない」で終わる話です。

でも現実は違う。

・とにかく人が足りない
・年度末は猫の手も借りたい
・多少問題があっても使わざるを得ない

結果どうなるか。

ちゃんとやる人が損をして
好き勝手やる人が得をする構造が出来上がる

これが一番まずい。


この構造、放置するとどうなるか

短期的には現場が回ります。

でも中長期で見ると確実に崩壊します。

・真面目な職人のモチベーション低下
・「あの人もやってるし」という連鎖
・現場品質の低下
・元請けからの信用低下

最終的には、

**「ちゃんとやる人がいなくなる現場」**になります。


対応策として考えていること

うちとしては今後、

「ちゃんとやる人」と「自己中な人」で
日当を明確に分ける

この運用を検討しています。

例えば

・時間通りに来る
・指示通り動ける
・周囲と連携できる

こういう当たり前をやれる人は評価する。

逆に

・勝手に動く
・いなくなる
・周囲に迷惑をかける

こういう人は単価を下げる、もしくは使わない。

当然、「なんで金額違うの?」と言われるでしょう。

でもその時はシンプルです。

「評価基準を明確にして説明する」

出来るようになれば昇格。
やらなくなれば降格。

これを徹底するしかないと思っています。


性善説の限界

これまで基本は性善説でやってきました。

「ちゃんとやってくれるだろう」
「言わなくても分かるだろう」

でも正直なところ、

もうそれでは回らない段階に来ていると感じます。

世の中全体を見てもそうですが、

・ルールを守る人が損をする
・ズルする人が得をする

こういう構造は放置すると確実に広がります。


まとめ

日当契約は便利な仕組みです。
でも、ルールが曖昧なまま使うと確実に崩壊します。

だからこそ

・評価を明確にする
・線引きをする
・やらない人を許容しない

この3つは避けて通れないと思います。

最終的に守るべきなのは

「ちゃんとやっている人が報われる現場」

ここを崩さないこと。

それが結果的に、
会社にとっても、現場にとっても、業界にとってもプラスになるはずです。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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