さて。今週は世界主要国の中央銀行による金融政策決定会合が集中する、いわゆる「会合ウィーク」です。
すでに今朝、オーストラリア中銀が0.25%の利上げを発表。
そして今晩にはアメリカの中央銀行(FRB)が会合入りし、結果が出るのは明後日の早朝。
さらに日本でも日銀の政策決定会合が開催され、結論は明後日の昼頃に発表される予定です。
為替を触っている人間からすると、これだけイベントが重なる週は「チャンス」と「リスク」が同時に存在する特殊な局面になります。
私自身はドル円中心に、コツコツと1日1000円を積み上げるスタイルでやっています。
これまでのところ、週ベースで1万円前後は安定して積み上げられている状態。
ただ、今週に関しては少し様子が違います。
無防備にポジションを持つには、あまりにもリスクが高い。
普段であれば、ある程度の方向感を見ながらエントリーしても問題ない場面が多いですが、今週は「イベント一発で全部ひっくり返る」可能性がある週です。
そのため、基本は
「発表前はノーポジ、結果を見てから判断」
というスタンスで十分だと考えています。
今回のポイントは大きく3つあります。
① 金融政策そのもの(FRB・日銀)
現時点での私の予想は
「FRBも日銀も据え置き」
アメリカはインフレ鈍化の流れ、日本は賃上げの動きはあるものの、急激な政策変更をするタイミングではないという見立てです。
特に日銀は、春闘での満額回答という強い材料はあるものの、ここで利上げして市場を揺らすよりも「様子見」を選ぶ可能性が高いと見ています。
② 為替介入リスク(日本政府)
個人的に一番警戒しているのはここです。
1月の日銀会合後、突如として「レートチェック」が入り、市場に強い警戒感を与えました。
実際の介入は無かったものの、「いつでもやるぞ」というメッセージとしては十分すぎる効果。
現在の円安は、イラン情勢など外的要因による側面も大きいため、当局も強く出にくい状況ではありますが、
・水準としては十分に介入圏内
・市場は円売りポジションが積み上がっている
という状況を考えると、
「匂わせ」だけでも一気に円高に振れるリスクは十分あります。
③ 地政学リスク(イラン情勢・原油)
これも読みにくい要因の一つ。
イランを巡る情勢次第で、原油価格が急騰・急落する可能性があり、それが為替にも直結します。
こういったニュースは、
指標と違って“予告なしで来る”
のが厄介なところ。
つまり、テクニカルもファンダも関係なく、ポジションが巻き込まれる可能性があるということです。
さらに今週は、日米首脳会談も控えています。
金融政策・為替・地政学リスク・政治イベントが同時に重なる週。
ここまで条件が揃うと、「読み切る」よりも「避ける」方が合理的です。
結論としてはシンプルです。
今週は“取りに行く週”ではなく、“守る週”
爆益を狙えば、その分リスクも跳ね上がる。
逆に、無理に触らなければ損もしない。
普段コツコツ積み上げているスタイルだからこそ、こういう週に無理をしないことが最終的な勝ちに繋がると考えています。
「勝てそうな時だけやる」
これを徹底するのも、立派な戦略の一つですね。
今週は一旦ブレーキを踏んで、次のチャンスを待つことにします。