最近、私の地域の空き家情報を眺めることが増えています。
昔は中古住宅でもある程度循環していました。
住み替えや世代交代のタイミングで売れて、また次の家族が住むという流れです。
ところが最近は様子が少し違います。
新築住宅の価格はかなり上がりましたし、金利も上昇気味。
そうなると「中古住宅の方が売れるのでは?」と思いそうなものですが、実際には中古住宅もあまり売れていないという状況になっています。
もちろん売り手側が少しでも高く売ろうとしているという事情もあるでしょう。
ですが、それだけでは説明がつかないほど動きが鈍い。
結局のところ一番大きな理由は、
住宅を買う世代が地方から都市部へ流出していることでしょう。
つまり、地方では住宅が余っていく構造になっているわけです。
そうなると自然と考えるのが、
「売れないなら安くなるのでは?」
「安くなるなら何か使い道は無いのか?」
という発想です。
同年代で集まれる「飲み会の家」
個人的に一番やってみたいのは、
同年代で集まって飲める家を手に入れることです。
鍵はみんなで持っておいて、
好きなタイミングで集まり、
- 飲み物持ち込み
- 食べ物持ち込み
- 周囲を気にせず騒げる
そんな場所。
私の周りも40代が増えてきて、
- 既婚者が多い
- 子供も大きくなってきた
- 家では肩身が狭くなっている
という人が結構多いんですよね。
だからこそ
お金をかけずに集まれる場所
というのは意外と需要があると思っています。
寝られる部屋を用意しておけば泊まることもできる。
これはなかなか面白い使い方だと思っています。
内装屋だから出来ること
そしてここで、
長年建設業に携わってきた強みが出てきます。
それは
自分で改修できること。
普通の人が中古住宅を買うと、
内装を直すだけでもかなり費用がかかります。
例えば
- 壁紙貼り替え
- 床の張替え
- 間取り変更
- 照明工事
などなど。
業者に頼めば当然それなりの費用になります。
でも内装業の人間からすると、
材料費+自分の手間
だけで出来てしまう部分が多いんです。
「この壁紙気に入らないな」
と思えば貼り替えればいい。
「この部屋スタジオっぽくしたいな」
と思えば作り替えればいい。
これは内装屋の特権みたいなものですね。
YouTubeコンテンツとしての可能性
さらに面白いのはここからです。
もし中古住宅を手に入れて改修するなら、
その様子を全部YouTubeで撮影することが出来ます。
例えば
- 古い家を直していくDIYシリーズ
- 内装のプロが直す古民家
- 低コストリフォームの実例
こういったコンテンツは
かなり長期間の企画になります。
改修って一日で終わりませんからね。
半年でも一年でも撮影ネタになります。
しかも私は内装業なので
- クロス
- 床
- 内装仕上げ
はかなり自由に作り替えることができます。
これはコンテンツとしても面白いはずです。
YouTubeスタジオとして貸し出す
さらにもう一歩考えると、
こんな使い方も出来るかもしれません。
YouTubeスタジオとして貸し出す。
例えば
- 有名YouTuberの部屋風スタジオ
- レンガ壁スタジオ
- カフェ風スタジオ
- 対談用スタジオ
こういうものを数部屋作る。
そして
サブスクや時間貸し
で使ってもらう。
そうすれば物件購入費や改修費の一部は回収できます。
…と言いたいところですが。
問題があります。
地方は配信者が少ない
地方の現実として
そもそも配信者が少ない。
若い世代も少ないですし、
YouTubeや配信をしている人自体がかなり少ない。
つまり
スタジオを作っても
使う人がいない可能性が高い。
ここが地方の難しいところですね。
それでも空き家はチャンスかもしれない
ただ、逆に言えば
空き家が増えるということは
新しい使い方を考える余地がある
ということでもあります。
例えば
- コワーキングスペース
- DIY体験施設
- 撮影スタジオ
- 地域コミュニティスペース
- 宿泊施設
いろんな可能性があります。
しかも建設業に関わる人間なら
自分で改修できるので、かなり低コストで挑戦できます。
空き家って
「問題」
として語られることが多いですが、
使い方次第では地域の資源
になるかもしれません。
まずは物件探しから
とはいえ、現実はまだスタートラインです。
車で1時間弱の場所なら
自由に使っていい古民家もあるんですが、
- ちょっと遠い
- 完成しても誰も来ない場所
という理由でまだ手をつけていません。
やっぱり大事なのは
立地。
もう少し近場で、
人が集まりやすい場所で、
手頃な中古住宅が出てくれればいいんですが。
空き家が増えていく時代。
ただ放置するのではなく、
「何かに使う」という発想
があれば、地方にもまだ可能性はあると思っています。