政治の世界が一気に慌ただしくなりました。
衆議院の解散総選挙、そして 立憲民主党 と 公明党 が合流し、新党「中道改革連合」を設立するというニュース。
日ごとに状況が変わり、「今どうなってるんだっけ?」と整理が追いつかない人も多いのではないでしょうか。
そんな中で、私が一番引っかかったのが
「立憲民主と公明が一緒になる」という点と、
そこから派生する 比例の『民主』票の行方 です。
「民主」と書かれた票は、どこへ行くのか?
比例代表では、政党名をそのまま書く投票があります。
これまで「民主」と書かれた票は、
国民民主党 と立憲民主党の双方に届け出があったため、得票数に応じて案分されていました。
古いデータではありますが、2021年には「民主」と書かれた票が約500万票あったと言われています。
この中には、
- 立憲民主を支持していた人
- 国民民主を支持していた人
- 正直よく分からないけど「民主でいいか」と書いた人
が、かなり混ざっていたはずです。
しかし今回、立憲民主党が「中道改革連合」という新党名になったことで、
今後「民主」と書かれた票は、ほぼすべて国民民主党に流れることになります。
ここ数年の国民民主党の支持拡大を考えると、
立憲民主側としては “拾えたかもしれない票を自ら手放した” 形にも見えます。
政策の一致がそこまで強く感じられなかった両党が合流することで、
結果的に比例票での「おこぼれ」に与る余地まで無くしてしまった。
これは少なくとも 選挙戦略上は誤算だったのでは? と思えてなりません。
そもそも「中道」って、どこ?
もう一つ、どうにも腑に落ちないのが
「中道改革」という言葉そのものです。
中道って、どこなんでしょう?
物事の見方は人それぞれで、
結局は 「自分から見た位置が真ん中」 になりがちです。
右だ左だという言葉も、正直よく分かりません。
街宣車が通るたびに
「うるさいなぁ、あれ右翼だよね」
なんて言われますが、
「で、右って結局どこやねん?」と、中年の私でも思ってしまいます。
この感覚、仕事でもよくあります。
「次の現場、2月の中旬に入ってください」
……中旬って、いつ?
2月なら14日?
カレンダー的には2週目も3週目も中旬っぽい。
でも2週目は初旬とも言えるし、3週目は終盤とも言える。
結局、言った人の感覚がすべてになってしまうんですよね。
1〜10で「真ん中あたり」と言われても、
- 3〜7と思う人
- 4・5・6だと思う人
- 5だけの人
いろいろ居ます。
「中道」も同じで、
2〜9くらいまで含めて中道と言っている気すらします。
それなら、ほとんど全員が中道です。
受け取る側によって答えが変わる言葉を、説明もなく投げる。
それって、正直かなり雑な仕事だと思うんですよね。
おまけの愚痴:受験生に投票を勧める違和感
最後に一つ、別件でどうしても言いたいことがあります。
木原誠二 官房長官が
「選挙と受験日が重なる受験生は期日前投票に行ってください」
と発言されていました。
でも、受験生って
人生がかかった場面ですよね。
追い込みの勉強をしている中で、
- 政治情勢を調べ
- 投票先を考え
- 体調を崩すリスクを負って外出する
そんな余裕、本当にあると思いますか?
私だったら、こう言ってほしいです。
「選挙も大切ですが、今回はタイミングが悪かった。
今は受験に集中してください」
きっと周囲からは
「そんな時期に選挙をやると決めた方が悪い」
と言われるでしょう。
その通りだと思います。
選挙は確かに大事です。
でも、人生を左右する受験は、それ以上に大事です。
今は何も考えず、勉強に集中してほしい。
受験生の皆さんが、全力を出し切れることを心から応援しています。