一昨日、「円安ドル高はもう少し続くんじゃないか」という趣旨の記事を書きましたが、案の定というべきか、今日の為替相場も円安が進行しました。
現在は1ドル=159円台。心理的な節目に近づいたことで、「日本政府が為替介入に動くのでは?」という憶測も出始め、値動き自体はやや慎重になっています。
ただ、私個人の見立てとしては――
「今回も口先介入はあっても為替介入は無いんじゃないかな」
という読みです。
円安はどこまで行く?|159円と161円の意味
確かに、2024年につけた高値 161円95銭 に一気に近づくような急騰があれば話は別です。
その水準まで短期間で駆け上がるようなら、市場への牽制として何らかのアクションが出る可能性はあります。
ですが、
- 1日あたり数十銭〜1円程度
- じわじわと時間をかけた円安
このペースであれば、「様子見」が続く公算の方が高いと感じています。
為替介入が起きにくい理由①
ドル以外の通貨は、すでに高値更新している
一つ目の理由はこれです。
実は、ドル以外の主要通貨は、すでにリーマンショック前の水準を超えているものも多くあります。
それにもかかわらず、日本政府や財務当局から、特段強いメッセージが出た記憶はほとんどありません。
もちろん、ドルは基軸通貨ですから重要度は別格です。
とはいえ、
「他の通貨はスルーなのに、ドル円だけ大騒ぎ?」
という違和感も正直あります。
この流れを見る限り、**159円台はまだ“許容レンジ”**なのでは、という印象です。
為替介入が起きにくい理由②
日本の政策自体が「円安容認型」
もう一つは、日本政府が進めている政策との整合性です。
- 金融緩和の継続
- 金利差の解消が遅い
- 輸出企業・インバウンド重視
こうした政策を並べてみると、円安になるのはある意味当然とも言えます。
「円安は困る」と言いつつ、
「円高になる政策は打っていない」
この矛盾がある以上、本気の為替介入には踏み切りづらいというのが現実ではないでしょうか。
為替介入が起きにくい理由③
トランプという“最大の不確定要素”
そして、個人的に一番大きいと思っている理由がこれです。
世界的に再び存在感を強めている
ドナルド・トランプ
の動きが、まったく読めない。
もし日本が為替介入に踏み切り、
- 「為替操作国」認定
- 関税・制裁的な発言
- 突発的な外交圧力
こうした事態に発展したら、為替どころでは済まない可能性もあります。
「何が起きるかわからない相手がいる時に、あえて火種を作るか?」
そう考えると、当局が慎重になるのも当然だと思います。
FX戦略としてはどう考える?
正直に言えば、
理屈だけで考えれば“円売り・ドル買い”でいい局面です。
- トレンドは円安
- 介入リスクは限定的
- 金利差は依然として大きい
条件は揃っています。
ただし、問題は感情。
「今から入って、急落したら嫌だな…」
この気持ち、FXをやったことがある人なら誰でも分かるはずです。
私自身も、まさにここでブレーキがかかっています。
まとめ|オッサンの独り言としての結論
- 今のペースなら為替介入は無さそう
- 円安はまだしばらく続く可能性あり
- ただし、トランプ絡みの突発リスクは常に意識
- FX戦略としては「小さく・分割・無理しない」
理屈では円売りで良さそう。
でも感情が追いつかない。
こうやって改めて書いてみると、
「分かっていても踏み出せない」
これが一番リアルな相場との向き合い方なのかもしれません。
――という、
**為替を眺めながら悩むオッサンの独り言でした。