年始から一週間。
世界的に見れば、相変わらずドナルド・トランプ大統領があちこちで話題を振りまいている以外は、マーケット的にも政治的にも、意外と大人しいスタートだったように感じます。
ただ、その「静けさ」が続くのもどうやらここまで。
来週にかけて、いくつか空気を一変させかねない材料が一気に控えています。
急浮上した「衆議院解散検討」報道
まず一つ目が、金曜日の深夜に急に流れてきた
「高市早苗総理、2月にも衆議院選挙を検討」という報道。
現状、内閣支持率は比較的高水準。
さらに3月にはトランプ大統領との会談も控えているとされ、「選挙に強いリーダー」を重視するトランプ氏の性格を考えれば、それまでに大勝しておきたいという外交的な思惑があっても不思議ではありません。
野党側を見ても、
- 立憲民主党は依然として低調
- 国民民主党は成果達成後で次の旗印が見えにくい
- 日本維新の会も連立に入っているのか曖昧な立ち位置
こうして見ると、「今なら勝てる」と判断してもおかしくない状況です。
期待先行で進んだ円安・株高
こうした思惑を織り込む形で、
円安は進行し、株価先物も高値を更新。
「どこまで行っちゃうの?」
と感じるほどのスピード感ですが、忘れてはいけないのが、**現時点ではまだ“解散決定”ではなく“検討段階”**だという点です。
もし
「今回は解散しません」
となった場合、期待で上がった分だけ反動で下がる展開も十分あり得ます。
トランプ関税裁判というもう一つの火種
さらにもう一つ、見逃せないのが
トランプ関税を巡る違法性裁判の判決です。
14日にも結果が出るのではないかと言われており、
もし関税が違法と判断されれば、
- 税収減への懸念
- 国債利回りの上昇
- 結果的な円安圧力
といった流れも考えられます。
一方で、短期的には
「金融緩和継続期待」「企業収益改善期待」
から、株価が買われるシナリオを想定する声も多く見られます。
良い材料が悪材料になる怖さ
つまり来週は、
- 衆議院解散の判断
- トランプ関税裁判の結果
- それをどう市場が解釈するか
この3つが同時に絡み合う、非常に読みにくい局面。
基本シナリオとしては
「円安・株高方向」が意識されやすいものの、
- 解散延期
- 関税が合法と判断
といった期待外れの結果になった場合、
これまでの期待感が一気に剥がれて急落する展開も十分考えられます。
動きたいけど、動きたくない
正直なところ、
為替も株価も「高すぎる(安すぎる)」と感じる水準。
- ここで動くのは怖い
- でも、乗らなければ利益も得られない
今年は積極的に稼ぎたいと思っている一方で、
こういう不透明感の強い場面ほど、静観したくなるのも本音です。
結局のところ、
来週は無理にポジションを取るよりも、
ニュースを注視しながら一呼吸置く時間になりそうです。
不安と不透明感が強い一方で、
「もし読みが当たればチャンスも大きい」
そんな、少しだけ期待も混じった、
正直ちょっと怖い一週間の始まりですね。