出来るの?どんと焼き

1月の成人の日近辺になると、全国各地で行われる冬の風物詩があります。
地域によって呼び名はさまざま。「どんと焼き」「とんど」「どんど」など呼び方は違えど、意味合いはほぼ同じ。

年越しの際に飾られたしめ縄・門松・破魔矢・書き初めなどを集め、火にくべて一年の無病息災を願う行事。
神社やお寺に持ち込まなくても、地域単位で完結できるという点もあり、昔から集落行事として続いてきました。

行事そのものはシンプル。でも現場はハード

外から見ると「火を焚いて燃やすだけ」に見えがちなどんと焼き。
ですが、実際に関わったことのある人なら分かると思います。

・竹を切ってくる
・組み上げる
・しめ縄や正月飾りをまとめる
・当日の段取りと火の管理
・ぜんざい・雑煮の準備

これ、かなりの重労働です。

特に竹。
雪の残る山から切り出して、足場の悪い場所で立てる作業は若い人でも大変。
昔は青年団や若手世代が中心でしたが、今はその構図が大きく変わっています。

「やる人がいない」という現実

問題は、人の構成です。

新成人は成人式。
現役世代は仕事や新年会。
子どもには「危ないからやらせない」。

結果どうなるかというと、
実際に動いているのは高齢者中心という地域がかなり多い。

女性陣は炊き出しや準備に回り、
力仕事は高齢の男性が担う。

これ、平年でもなかなかギリギリです。

そして今週末の天候問題

そこへ来て、今週末は日本海側を中心に強い寒気
大荒れの予報が出ています。

雪だけなら、まだ何とかなるかもしれません。
しかし厄介なのは「風」。

どんと焼きは、大きな火柱が立つ行事です。
風が吹けば、火の粉が飛び、延焼リスクが一気に高まる。

・近くに民家がある
・周囲が乾燥している
・雪で消火活動が遅れる

こうした条件が重なると、
「伝統行事」では済まされない話になります。

最近は消防や行政の目も厳しく、
少しでも条件が悪いと中止判断が出るケースも増えています。

雪×高齢者=リスクの塊

さらに厄介なのが足元の悪さ

雪の中での作業は、
・転倒
・腰や膝への負担
・急な体調不良

リスクが一気に跳ね上がります。

「ちょっと休めば大丈夫」という年齢でもなく、
無理をさせれば倒れてしまう可能性もある。

行事を守るために人を危険にさらす――
それは本末転倒です。

今年は中止、という判断も十分あり得る

こうした条件を考えると、
今年のどんと焼きは中止という判断になる地域も少なくないと思います。

寂しさはあります。
でも、安全を最優先するなら、
「やらない勇気」も必要な時代です。

新成人にとっても試練の年かも

新成人にとっても、今年はなかなか厳しいスタート。

成人式は多くの地域で開催されるでしょうが、
雪や凍結で移動が大変になる可能性も高い。

昔は成人式後に居酒屋を占拠する光景もありましたが、
今は天候・社会情勢・地域事情、どれを取っても難しい。

「集まる」こと自体のハードルが上がっています。

行事は「続けること」より「続けられる形」

どんと焼きに限らず、
この時期は行事が本当に多い。

だからこそ思います。

無理に続けるより、
続けられる形に変えていくこと

・規模を小さくする
・神社へ集約する
・飾りだけ預かって焚き上げる

形は変わっても、
意味まで失う必要はありません。

せめて、天候だけは穏やかであってほしい

様々な事情を抱えながら迎えるこの週末。
せめて、天候だけは大荒れにならないことを願うばかりです。

行事を行う人も、参加する人も、
そして「今年は無理だな」と判断する人も。

誰にとっても、
無事に年始の区切りを越えられる週末になりますように。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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