今日のニュースで「アメリカの1セント硬貨の製造終了」という話題が出ていました。
日本でいえば1円玉のような位置付けの硬貨です。
1セント硬貨は 10年前は1.42セントのコストで製造できたのが、今では3.69セントもかかる とのこと。
つまり「1セントを作るのに3.69セントの費用がかかる」という、完全に割に合わない状態です。
インフレによって1セントの価値が低くなったこと、キャッシュレス決済の拡大、そして何よりコストの高さ――これらが廃止の理由だそうです。
今後、現金決済では5セントが最低単位となり、キャッシュレスでは引き続き1セント単位で決済できるとのこと。
日本の1円玉はどうなる?
では、日本の1円硬貨。
こちらも 1枚作るのにおよそ3円程度かかる と言われています。
「1円作るのに3円かかる」構造は、アメリカの1セントとほぼ同じ。
ただし、日本では現状「1円廃止」の議論は大きくありません。
とはいえ、物価上昇によって1円そのものの価値は確実に薄くなっています。
1円の価値が薄くなると何が起こる?
たとえば定番の価格設定である「398円」。
1円硬貨がなくなれば、
・395円にして安さを演出する
・400円に丸める
といった工夫が必要になります。
ですが、現実的なのはきっとこれです。
現金:400円
キャッシュレス:398円
すでに似たような価格差を導入している店舗もありますし、
欧州ではキャッシュレスの方が安い例も一般的です。
キャッシュレス化で1円の役割はさらに縮小
私自身、この数年で現金を使う機会が激減しました。
コインパーキングも自動販売機もキャッシュレス対応が当たり前になりつつあります。
特に自販機は無人管理のため、現金を置くリスクもあり、最近では物価上昇の影響もあって「自販機荒らし」が増えているとのこと。
運営側からしても 現金レスの方が安全でコストも下がる のは明らかです。
日本は「キャッシュレス後進国」と言われますが、それでもこれだけ浸透してきたわけですから、この流れはもう止まりません。
1円玉が消える未来は、実はそこまで遠くない?
日本ではまだ議論は少ないものの、
・製造コストが価値を上回る
・物価上昇で1円の購買力が低下
・キャッシュレス普及による需要低下
・現金管理コストの増加
これらを合わせていくと、1円玉が役割を終える日は確実に近づいています。
もちろん、キャッシュレスに不安がある高齢層や、端数処理の問題など課題も残りますが、
「不要なコストは削減する」という流れは避けられません。
物価が上がり続け、生活防衛が求められる今こそ、
“作るだけ赤字になる通貨”をどう扱うか は考えるべきテーマかもしれません。