10月頭から続いていたアメリカの政府機関閉鎖。
ようやく昨日あたりから「解除に向けた動きが進んでいる」という報道が出てきました。
閉鎖中、アメリカ国内では公共サービスが滞り、経済的損失は1日あたり数千万ドル規模と言われていました。国民生活にも影響が出るわりに、政治的な駆け引きのために長引いた印象で、得をした人は誰もいない状況だったのではないでしょうか。
一方、日本への影響も少なくありませんでした。
アメリカの政府機関が止まっている間は、経済指標の発表が一切ストップ。結果として日本では「アメリカの動きが読めない」状況のまま、国内の金融政策や市場心理がそのまま反映され、一方的な円安・株高に進みました。
しかし、ここで政府機関の閉鎖が解除されるとなると、これまで滞っていた経済データが一気に発表される見通しです。
特に注目されているのは雇用統計。
この数字ひとつでFRB(米連邦準備制度)の「利上げ・利下げ」の方向性が左右されるほど重要です。
加えてCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)など、物価関連のデータも同時に動き出すため、発表が重なるタイミングでは相場が大きく揺れることが予想されます。
今のように為替が高値圏で停滞しているときほど、油断は禁物です。
「円売りポジションを持っていればそのうち戻る」と考える投資家も多いですが、悪い方に出れば戻るどころかしばらく含み損を抱えたまま寝かせる展開にもなりかねません。
逆に、良い方向に出た場合でも、乱高下の中で損切り・利確の判断を誤る可能性もあります。
つまり、どちらに転んでもリスクが高い局面ということです。
現状では「閉鎖解除 → 指標発表 → 為替・株の乱高下 → 一服」という流れが予想されるため、焦ってポジションを取るよりも、一連の動きが落ち着くまでは様子見が無難かもしれません。
今回の閉鎖は一時的な政治ショーのように見えますが、蓄積された影響は侮れません。
解除後の最初の数週間は、指標・金利・為替・株価の連動が激しくなるはずです。
さて……本当にこのまま解除に向かうのか。
アメリカ議会の動き次第では、また「土壇場で決裂」なんて展開も十分あり得ます。
投資も投機も、今は少し距離を置いて“静観モード”が賢明かもしれませんね。
毎年年末にかけて円安ドル高になる傾向が高いので、円売りで入りたいんだけどな~。