今の子って文脈の行間とか分かるんだろうか?

black and white book browse dictionary

昨日金曜ロードショーで「聲の形」の映画を上映されていました。

私自身はこの作品は初めて見たんですけど、話しの本筋としては耳の聞こえない子と周囲の関係性や関わり方、気の持ち方、考え方というようなことでストーリーが進んでいきますが、それぞれの価値観・考え方というのを理解し合いながら、「とある科学の超電磁砲」で言うところの「パーソナルリアリティ」というのを自他共に認めあいながらどう生きていくか?というのが本筋だったのかな?というように『感じます』。

今回の本題はこの『感じます』の部分。

私も全編通して見きって無いので、おそらくここら辺は表現の場面無かったよね?という所が何度かありますので、もしかしたら作中で表現されていたりすると思いますし、映像と音を合わせて見ていないと理解できなかった部分もあるのだと思います。私自身パソコン打ちながらだったので映像部分が見れていないところもあるでしょう。

主人公の一人である西宮さん。病院で診察結果を受けた後、右耳の補聴器を外した場面ですが、「完全に聞こえなくなったよ」とも「聞こえるようになってるよ」とも言われておらず最後までここら辺の表現も無かったかと。

というのもこの後のストーリーでは西宮さんが言葉を発する機会が増えだしたので「聞こえるようになったから頑張って声を出していこうとしている」とも「聞こえない事になったけど頑張って声を出していこう」とも、どちらとも取れるような表現がされていました。実際そこから後半になるにつれて喋る場面より手話でやり取りする場面の方が増えたので、実際は「完全に聞こえなくなったけど、頑張って喋ってみたけどやはり伝わらない」という方が有力かな~とは思っています。

他にも同級生として出演されていたそれぞれの役も、それぞれ感情を出す場面はあるものの、どのような思いに至ったかまではハッキリ描写せず、「視聴者の感じるままに」というような意図があるのかなと感じました。

そこら辺を上手く表現していると感じた京都アニメーションの映像制作にはやはり感動しますし、昔の放火事件がかなり残念です。

さて、この作品でも「すべてを言葉や映像で表現しきらない」という『視聴者にそのストーリーや内容を想像させる』という事がありますが、今使われているSNSのXやInstagramでは少ない文字数で、「内容の一部だけを見てすべてを知ったような気になる」という現象が横行していると思います。

先の東京都知事選挙を見ていても、石丸氏の「2位で嬉しかったですか?」問題なんかがよく取沙汰されています。そのインタビューシーンだけを見れば「聞かれた方の答え方が悪い」となりますが、それ以前の経緯を考えれば・1位しか意味のない場面だという事を考えれば「2位で嬉しかった?」というのはバカにしているとしか言えませんよね。っとはいえその以前の経緯迄追っかけている人も少ないというのもあるでしょうから、意味が分からないという人も多いでしょう。

それらを切り取ったSNSしか見ないような世代が多くなってきたとすると、話の文脈ややり取りの流れを気にしない・見ない人たちがその「文脈とか行間にある物」を想像するという事も少なくなってくるでしょう。

実際、子供たちの国語力調査において『長文の読解力が低下している』という事が数字として表されていています。

長文が理解できると、「これまでに起こってきたストーリーを加味しながらその後のストーリーを見る」という事が出来ますが、今のXやショートなどで切り取られた「一部分だけを理解する」という風潮はますます加速していきそう。

そうなると1~10まで目に見える部分だけで評価するものは理解出来るけど、1~7までの情報は与えるから8~10までは考えてねっというような「間」を持たせたような作品って理解できない子がどんどん増えていくのかな~というように感じました。

SNSでもそれまでに起こっている様々な事を理解しないまま一部分だけで騒がれてしまう為に炎上なんかもしばしばみられます。

みんながみんな話の全体像を理解しないといけないという事は無いと思いますが、せめて非難するような投稿をされている方に関しては話の文脈とか流れを考えながらの投稿が良いかなって思いますよね。

これからはそれが理解できないような子ばかりになっちゃうのかな~。ちょっと心配です。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

コメントを残す

C.I.Mをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む