「この現場は絶対間に合わせないといけないからな!一日でも工程から遅れたら注文書の金額通り請求なんて出来ると思うなよ」
現場で打ち合わせに行ったところ、現場所長に第一声で言われた言葉がこれでした。
契約自体は元請け建設会社としており、1次下請けとして私の会社が入っております。当然ながら元請け建設会社から現場の権限を持たされた監督さんが入りますし、工程管理・仕上りの良し悪しなどを判断する権限があります。
ですが、今回の打合せ。本来は1月前に打合せの予定で、事前に工程表をもらっているものより既に1か月遅れております。
2024年問題で土日休場としている事も影響して現場が思ったほど進んでいないというのがあるのでしょう。前半の工程で遅れが出るというのも仕方がないと理解はします。ですが、前半工程で「絶対に間に合わせないといけない!遅らせたら払わないぞ!」みたいな事を言って工事を進めてきたような様子はありません。
現場の終わりが見えてきたタイミングになると、その段階から工期を遅らすという技もあまり使いづらいというのもあるのでしょうけれど、仕上げ業者に対してはこのように迫ってきます。さらには前半業者に現場費用の予備費の大半を追加費用として使い切ってしまっている為、余力を出す為に減額となるような要素を無理やり作ろうとしているというのもあるかもしれません。
実際、他現場でも追加費用が必要な事態となっても「お金が無くなったから出せない、次の現場で払うから頼む」なんて言われることはこれまでも沢山ありました。給料入ったらあるだけ全部使っちゃうような家計管理をしているような人はこんなことになるんでしょうね。
とはいえ監督だからといっても何やってもいいわけではありません。もっと言えば「間に合わせなかったら契約の全額を認めないと言うなら、既に遅れている現場なので延滞料として追加払ってください」という状況。
まぁ、これを言ったら業者変更をする権限も監督にありますし、元請け側に監督のハラスメントですよ?ということで詰めることも出来ますが、契約上は対等という立場と設定されているとはいえこのくらいで文句言ってたら次に仕事を貰うというのも難しくなってきます。元請けが使わないと言えばそのあとは無くなりますからね。
かといってハラスメントで訴えたところでそんな金銭的にもらえるわけでもないし、先程同様次の仕事に繋がらないという事を考えるとこの程度では「なんか言ってるな~」くらいで受け流しておくのが得策なのでしょう。
下請けって契約上同等と言っても辛いところですよね。まっ、年配の所長ですしほおっておけばすぐにいなくなるような人だから下手に事を荒げるよりも円満に終わらせて次につなげるというのが得策。
とはいえこういったハラスメント監督がこの時代でもまだ残っているというのに驚きの現場でした。