燃える虎と聞いたら化物語の猫物語白・ツバサタイガー編を思い出しますが、今回は別の虎のお話。
私のブログでも度々紹介する事のあった「令和の虎」。この中のフランチャイズ版で事件が起こりました。
閉店しない唐揚げ店をプレゼンしに来た志願者さん。収録で使われていた部屋で唐揚げを上げた後、どのような状況か分かりませんが、別室の控室に移動した唐揚げを揚げた油に引火したようで火災となりました。ボヤってレベルでしょうね。
そこら辺は動画の方をご覧ください。
私としては内装屋さんの観点からどのくらい危なかったのか検討してみましょう。
まず収録されているビルがSuneightさんの入られているビルといつも言われているので住友不動産西新宿ビルの中なのだと推察します。地上33階地下2階のビルですので耐火建築物となっています。普通に建設されていれば不燃材料での工事をされているものと思います。(耐火・不燃と記載はあっても絶対燃えない訳ではありません)スタジオは併設されている第〇ビルかもしれませんが、仕上げに関しては同様かと思います。
まず床ですが、動画を見ていると基本的にはタイルカーペットで仕上げてあるところが殆どのように見えます。下地も鉄筋コンクリートで少々のことでは延焼しません。タイルカーペットもぱっと見は燃えやすそうに見えますが、タバコの火を落としても燃え広がらないような素材の材料が使われている(はず)です。油なのですぐは消えないでしょうけれど置いていてもその内消えていく事が想定されます。
ではその火が消えるまでの間の天井・壁はどうでしょうか?天井のアップが無いので分からないところですが、ダイロートンやジプトーンなどといった材料で施工されているものと思います。もしかしたら天井もクロスが施工されているという事もあるかもしれません。いずれにしても不燃材で施工されていて、しばらく炎が当たっていたとしても黒く変色はしますがちょっとやそっとじゃ延焼しません。下地についても石膏ボードが張られているので表面が燃えたとしても内部まで燃えにくいのでさらに延焼しにくいです。
壁についてはクロスが貼られているようなので、下地は石膏ボードであると思われます。天井の時同様、不燃材料で下地との組み合わせで少々では延焼しません。
撮影時を見ると、背後にはいつもカーテンが閉められているので、控室にもカーテンがあるものと思います。カーテンもこういった物件では防炎商品を使われているので延焼しにくいものになります。カーテンについては過去にも記事書いているので見てください。
ということで、30分くらい燃え続けても延焼しづらいような建物にはなっていると思います。それでも周囲にずっと燃え続けるだけの燃料となるものがある場合は大きな火災となる場合もあります。周りに何もなければそのうち治まるような感じだったのかな?と想像しました。
動画内でもう一つ言われていたのが入居していたSuneightさんが退去を言われたという点。
撮影スペースとして貸し出されている場所を使われていたようですが、継続して使用するにはこれまでの借りていた金額の3倍以上で数億の金額を提示された模様。
もしかすると借りていたスペースは火気厳禁だったりしたのかもしれませんね。動画後半でも「使っていたのは家庭用コンロ」という部分を強調されていたので、「火器ではない」という解釈での説明にされたのかな?
こういった施設で調理するには専用の調理場的な場所を使うように貸借契約書などに記載があったのかもしれません。でないと3倍以上の使用料を請求という所に「?」となってしまいますしね。もちろん今回のようなトラブルがあったことによる信用が無くなった為ということもあるのでしょうけれど。
今後の撮影をどのようにされていくのか気になるところではありますが、事業規模も大きくなり関係している人たちも増えたので、継続していく事自体は出来るものと想定していますが、火気を使った飲食関係の志願者に関してはちょっとハードルが高くなるのではないでしょうか。こういったものが使えるスタジオを確保できるかどうかでしょうね。
事業規模から考えると撮影に向けて自社物件を持っていてもいいようなものかと考えたりするのですが、規模の小さい頃からSuneightさんと連携しながらやってきた部分もあり、双方に利益のある形の運営となっていたものと思います。しかも自社物となると、火曜日に撮影されていた以外の日はただの勿体ない物件となってしまうので「借りる」という形が利益的にも最大化出来るという公算だったとも推測できます。
利便性・話題性などのある場所でやる事もいいのですが、郊外でひっそりと物件を持って撮影するというのもあるなんじゃないかな~って田舎者は思うところでした。
これからどうなっていくんでしょうかね?