大谷翔平選手のお金を盗んだ、水原一平窃盗事件。最初こそ詳細が明かされていなかったですし、わからないところもあったので私も「グローブのお金に合わせて振り込ましたのでは?」とか予想記事出してみたりしました。
真相としてはまだ全部は出ていないので判然としませんが「大谷選手が銀行口座を作ったけど、まったくログインもせず管理できていなく、かなりの部分を水原氏に任せており、尚且つ任されたことを都合よく自分の思うがままに操作してた」という辺りが本質なんでしょうね。
本題ですが、会社の事案を社内で任せ過ぎていたが為に大変なことになった事件ってあちこちあるみたいなんです。今日はその中で2件ほどご紹介。
まず1件目。今回の水原事件にも通ずるところがあるのですが、会社の経理。お金の出入りを1人の人間に任せ過ぎたが為に起こった事件です。
会社の社長は現場で営業活動をし、経理作業は長年勤めてくれている事務員さんに一任する形で任せており、お金のことについては社長はほぼノータッチだったそうです。
仕事の受注量も順調で、各現場単位の収支も各現場担当者にチェックさせながらこなしていたのである程度お金に困った運営をしなくても良いという判断ができたのでノータッチだったようです。
最初の内はその経理担当者もバレるかバレないか分からないから少しずつ抜いていたようですが、数年繰り返す事でバレない自信がついたんでしょうね。次第に大きな金額を着服するようになっていったそうで、社長が気付いた時には数千万円規模で盗られていたそうです。
社長が気が付くきっかけは、「給料変わってないのに持ち物がだんだん高価になっていたそうで、それを自慢してきたから不審に感じた」ということだったようです。
水原氏もそうですが、ず~っとお金に携わっていると金銭感覚がマヒしたりちょっと位いいかという気持ちになるんでしょうかね。周りでチェックしたり指摘する人がいないとダメみたいですね。
2件目はお金では無いですが、人財に関わる事。
こちらは会社経営者は他事業に専念しており、建設業に関わる事業は社内で右腕と言われる立場の人に任せっきりで会社のことが疎かになっていた案件。
社内で右腕と言われるだけあってその人に関わる部分にはほとんど関知せずですが決裁権も与えず出来るなりでやらせていたそうです。
当然ながら事業をしていく上で決済権が無く独断でやっていくには無理があるので確認していきますが、本人がそこに居ないので理解に時間が掛かったり理解を得られなかったりと大変だったようです。
そんな中で突然。右腕の人が辞めることになりました。本人は社長がいなくてもやっていけるだけの裁量があり、決済権がないだけだったので一人で独立しても問題ない状況。っという事で右腕だった人が同業の他社としてライバル関係の存在に変わってしまいました。
事態はそれだけに留まらず、その右腕の人を信頼する社員まで一緒に退職することに。とはいえ独立して起業するにあたって不確定要素の多い社員まで連れて出る器量は無いので結果として社内の出来る想定の社員だけを連れて起業されました。元の会社に残ったのは出来ないと判断された社員だけ。
結局抜けられた側の企業は現在も残ってはいますがこじんまりとした形で事業は継続していますが、仕事の大半は右腕チームの方に持って行かれそちらが大成している状況。
経営者としてはお金の管理は元より人材管理もしっかりしていないと足元をすくわれてしまう事例としてあります。
水原氏の案件は大谷選手からすれば想定外の事態かもしれませんが、会社を経営する上ではこれまでもずっと起こってきた事例と重なる部分があることでしょう。
いくら信頼できる相手でもすべてを任せるのではなく、経営者としては全体を見通す力も必要なんだなと感じることが出来ます。大谷選手に関してはさらに大きなお金が入ってくるタイミングで不安要素が発覚したのは良かったのかもしれませんね。