夕方時間があったので、国会の予算審議の中継を放送していたので久しぶりに視聴していました。全編見たわけでは無いので一部抜粋となりますし、必要なやり取りされていたのかもしれませんけど確認できていませんのでそういう所があったらすいません。
まずは、農業関連の予算審議をされている場面。
現状での農業従事者が減少、賃金も上がっていない中で食糧自給率の問題も含めて、もっと農業に魅力を作り賃上げしないと農業が衰退します。なんて質疑されていました。
答弁も自動化に向けた機械の購入するだとか、ブランド化を進めて輸出で価値を出して賃上げに向けていくだとか、中長期的目線の時間のかかる答弁が返って来てました。
質疑の内容としては、即効性のある短期的な目線での農業をどうしていくか?という事が聞きたかったようなのですが、応答ともにチグハグした感じ。賃上げに向けた補助金などを出して農業職に魅力を感じてもらって従事者を増やすように答弁を引き出したいという感じがしました。
次に、運送業や建設業が5年遅れで働き方改革に伴う労働時間規制が4月から始まる事で人員不足が見込まれ、特に運送業ではその対策が制限速度を10km/時上げることでという対策以外に何か無いのか?速度を上げることで死亡事故やトラブルが発生するのではないか?賃上げが必要なのではないか?という質疑でした。
答弁の場面は他の仕事にあたっていたので確認はしておりませんが、途中見ていた感じからすると画期的アイデアも無く、ただただこれまでのやり取りが続いていたのではないかなぁと思いました。
今朝のネット記事では鉄道業も運転手の担い手が少ないので賃上げして人を集めないと。なんて記事も見られました。
どちらの話でもそうなのですが、各業態の労働人口が不足していたり減少していく業種の「賃上げをしていけば労働人口が回復する」という論調での議論がありましたが、ホントにそうでしょうか?
全業種がまんべんなく同様の賃上げをすれば、各業種ごとの人手不足感は変わりません。一部の業種だけ賃上げすれば、そちらの方が良いという事で転職する人は出るかもしれません。しかし、どこかの業種が人出が回復するという事は、別の業種では人手不足が深刻化するという事になります。
深刻化したからそちらの賃上げをすれば、また別の業種が人手不足。
つまり賃上げする事自体が実質の人手不足解消には役に立たない事が分かります。
そもそも世の中に溢れる商品サービスが増えている以上、働く人の働き先はどんどん分散しています。さらには少子化の影響で各業種の労働者確保が困難になる中で、労働生産性を上げる為の取り組みや、人の手を使わなくても・使う割合を減らす為の手立てを進め、人のかかる作業を減らしていくような取り組みに支援する方が余程効果的に感じられます。
国会でこんなにのらりくらりとした審議をされているような状況を考えると、自分たちで何かいい対応策を模索していかなくてはいけないな~って感じます。
また時間があったら国会中継でも眺めてみようかと思いました。