現場の遅れどうするの?

man polishing the ceiling

以前からお伝えしている通り、建設業・運送業で猶予期間とされていた労働時間規制。

今受け持っている現場が4月以降も継続して入らないといけない現場なのですが、「今の段階で工事の遅れが発生すると4月からの労働時間規制の影響で追い込みをかけて工事をするという事が出来なくなります。しっかり工程を組んで管理しますので遵守するようお願いします」という現場からの案内が昨年ありました。

これまででしたら前半・中盤の工事でどれだけ遅れが発生しても、最終盤の内装仕上げ工事の段階で無理矢理工程を詰め込んで、土日祝も関係ないですし朝昼夜ず~っと工事しろって言われるような現場も存在しました。

4月以降にそれをしようと思うと、金額をもらえるとか別問題として労働時間に規制が出てきます。建設業では大抵1社だけで生活している人は少なく、複数の企業と取引をしている為、【一つの現場で大きな労働時間を使ってしまうと、残りの他の現場に入れない、労働時間を超えてしまう】などといった現象が起こってしまいます。

私たち現場管理をする立場の人間としては1社の現場を終わらす為に無理をして他の現場すべてに迷惑をかけるという事は出来ません。とはいえその現場を終わらせないわけにもいきません。

実際仕上げ工事の職人さんというのは個人事業主という立場の人が多いので、労働基準法の労働時間というのは対象になりませんし、お金を出せば働かせたい放題で現場に出てくれという事態も考えられます。

仕事を請け負った会社は請負単価のままor遅れたからという理由で減額対象とされてしまい、臨時で雇った個人事業主の職人さんを高額の金額で雇入れして現場で働いてもらうという事もあり得そうです。これまでも突貫工事になるとそういう事ありましたからね。

同じ現場で同じ仕事をする時に、そういった金額の差が出ると安い方の金額の業者は益々ペースが上がらず、現場としてのトータルの悪循環が発生してしまいます。

今回はそういった事態が起こらないように事前に監督さんが注意喚起と工程を調整されているのですが、早速前工程での1日遅れが発生してきました。

1月に1日遅れるという事は3月には3日くらいの遅れとなっている可能性が出てきます。さらには1社が1日遅れることによって次の工事が職人さんが空いてしまうので段取りのやり替えをしてズレてしまい、1日では済まない事態になってしまう事も多々あります。

試験でもなんでもそうなのですが、計画的に目的の日に向かって動いている時に遅れが発生すると、取り返すのも中々容易ではありません。それが自身だけで完結できる問題で無ければ尚更ですよね。

ケーキ屋さんの製造ラインでも、スポンジが届かないとカットする人もクリーム塗る人もイチゴ乗せる人もケーキが流れてこないので作業が滞ってしまいます。クリスマス(期日)に向けて準備している場合には後ろの工事になればなるほど追い込まれてしまいますよね。さらにはどの工事も同じ人数の人員であれば問題ないですが、スポンジは5人・カットは2人・クリームは7人・イチゴは1人といった具合で工程ごとに人数が違ってしまうと段取りも大変ですよね。

建設業ではケーキの製造ラインと同じように前後関係を入れ替えて工事するという事はほぼ無理ですよね。石膏ボード貼る前に壁紙貼るなんてできません。みたいな感じです。

今後の工事の進み方、在り方が変わってくる過渡期ですので、今後工事費の変化や完成までの期間が大きく変わってくるかもしれません。

住宅でも基礎着工から完成まで4か月なんて言われている現場が多いですが、5か月・6か月と変わってくる可能性もあります。

今後の変化に注視していく必要がありそうですね。

投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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