正月休みという事でいつもお世話になっている車屋さんに出向きました。
すると、以前テレビで報道されていて最近大問題に発展している「ダイハツ問題」について散々ボヤかれました。建設業にも若干通づるものがありましたのでご紹介。
まずはダイハツ問題ってなんぞや?というところ。実は私も知らなかったのでちょっと調べた結果になります。
正直調べたところで細かい事までは分からなかったのですが、安全試験に関する25項目174のポイントで異常なしという事で出荷に回っていたそうです。古くは1989年からという事で、私が小さい頃からず~っと不正となる事項のある車が走っていたことになります。
さて。ここから車屋さんのボヤキになってきます。
車屋さん(以下車)「トヨタも国も酷いやり方するよね。次に入ってる注文のダイハツの車出せなくて困ってるんだよね」
私「ん?何かあったんですか?ダイハツのニュースはなんか見た気がするけど」
車「ニュース見てない?国とトヨタにダイハツが潰されるニュース」
私「いや💦そんなニュースでは無かったと思うけど?」
国「ダイハツはトヨタの子会社でしょ。国はその統率している側でしょ。それで不正ってどーかしてるでしょ。」
っという話になりました。私も調べながらどういう事だろう?と調べたことを要約するとこんな感じでした。
トヨタの子会社であるダイハツは、今後発売する予定の新型車をダイハツで開発させていたようです。その開発させた車に不具合がある事が分かり、現実不可能的な納期で再開発させるように指示したようです。それを間に合った風に見せたダイハツ側が今回の内部告発といわれる事案でやり玉に挙がったというのが顛末らしいです。
しかし、自動車開発事業というのは国の許認可によって成り立っている事業であり、製造段階から1,2年おきにある車検であったり、様々な場面で「国」の許可を受ける検査が必要になります。また、排ガス規制などの規制についても国の基準を守る必要があったり、税金面でも国の管轄になる分野ですので、多岐にわたって国の基準や規制・検査に関わる場面があります。
そういった規制であったり基準であったりという部分について「許可」してきた国側が今になって手のひら返ししたように「不正だ、不正だ」と言い出したのには違和感があります。メディアが取り上げなかっただけという事もあり得ますが、政治の話題にしてもそうですが、報道規制のような形で「○○までは報道しないでね」というのがまかり通っているのでしょう。
車屋さんと私の共通認識としてあるのは、今になって報道しだして叩いているのは【自民党の政治資金パーティーの代わりに民間に関連する問題を大きく報じることで裏に隠したい事】と【今後の自動車業界の行く末を考えた時に今のうちから事業縮小始めておきたい】という事ではないかと推察しました。
実際政治資金パーティーの裏金問題も最近は報じられる時間であったり機会が減っている感じがします。自動車業界の行く末の方はまだあまり掘られていませんが今後ガソリンに頼らないEVや水素といった別のエネルギー形態の自動車へと変わっていくという事はかなり前から言われていますが、現状はガソリン以上に効率的なものが無いとか雇用維持しなければいけないとか言われています。今回の議題はそこにあり、「これからの情勢からすると雇用維持の方に問題がある」という事でしょう。
電気自動車の方が主流となると、現在の部品製造なども含めた雇用は3割減少すると言われている推計もあります。トヨタとしても国としても「今のうちから自動車関連業種については数を減らしておきたい」という思惑が見え隠れします。
国からしてもトヨタは自動車産業の最右翼という位置づけで経済界からも切っても切れない存在、今回の責任をトヨタに追わすわけにはいかないという事もあるのでしょう。トカゲのしっぽ切り的な感じでダイハツにツケが回ってきたのではないかと思います。
ですが、こういった一連の問題。基本的にすべて「国が許可してやってきた」という事実があります。1989年から不正があって今まで不具合が報告されなかったというのは、それは不正ではない・もしくは不具合では無いと言えるのではないでしょうか?
30年以上不正があっても誰も不具合と思ってこなかったといったら問題なくないですか?30年住んだ家が耐震構造に問題あるから今日から退去してくださいと言われても「何で?」となることでしょう。
建設業でもこういった建築基準法違反に関連した問題というのが世間を賑わしたことが幾度かあります。
姉歯設計による構造計算偽装問題や、レオパレスによる建築基準法違反問題なんかが皆さんの記憶にあるところでしょう。
どちらの案件にしても、今回話題のダイハツ問題にしても、「基準を作った側・それを許可する側」の問題が取り上げられることがあまりありません。
基準を作るのも国であり、それを検査・許可するのも国です。
いざ不具合があった時に責任を問われるのは許可された業者側です。
住宅でも、設計申請から、確認申請や許可申請などそれぞれ申請をした上で建築しています。許可されたうえでお施主様が住まわれたりしています。
それがきちんと確認もしていない状態で許可されて、後から「ダメでした」と言われても問題ありますよね。
今回のダイハツの件は、トヨタも国も支援しますという対外的には良く見えるようなことは言っていますが、本質としては「今後、車の販売は許可できません。金は貸すけど売れません。潰れたら再建支援した風にします」という態勢にしているように見えます。
今後はガソリンエンジンではない方向にシフトしますという意思表示に感じる案件ですね。
投資にも興味が出ている私としてはこういった分野への投資はちょっと躊躇してしまいますが、最大手として動いているトヨタなどはこういった場面に致命傷にならないように周囲が配慮してもらえるというのがよくわかる事象でした。
今後はさらに生きにくくなりそうな感じがしますね。