今日、完成前の組での社内検査があったのですが、壁紙が貼っていない場所というのがあり、「クロス貼ってね~じゃね~か!どうなってるんだ?!今すぐ来て貼れや!」と半分恫喝とも取れる強い口調で電話が掛かってきました。
出先で電話を取ったので、工事の施工資料も無ければ組からの指示資料も持ち合わせていません。もちろん見積内容や図面も確認できません。こちらとしても自身のミスもあった可能性があったので、言い返すことも出来ませんでしたしその場は「スミマセン。すぐ段取りします」と謝って一旦終わりました。
一通り段取りを終え、ふっと一息入れるタイミングで「どこの施工忘れてたんだろう?工事完了の時にチェックした時にはそんなところなかったはず」と思い各資料をチェックしてみました。
すると1年前に見積りしたもので注文書が切られ、半年前に部分的な変更希望があるから追加見積りして欲しいというメールが発見。その後のやり取りを確認しても「変更希望の追加見積りは中止になりました」というメールが最後でした。
建設業では各業種、工事着手前には見積りや条件をもって【工事請負契約の締結】をする事が法律上では義務付けられています。
今回の事例ですと、本体工事について見積りをした上で工事請負契約はしておりましたが、追加の変更工事に関しては見積りをしただけで中止という連絡を受けたので、もちろん注文書が切られることもありませんし請書を返すこともありません。
監督の変更事項の伝達忘れと注文書の発行を怠った事が原因だとは思うのですが、現場で起こった不備を自身の責任に問われたくないからという保身から、直下の下請け事業者に対して強く出たものと推測しました。
注文書にない工事を迫っている事も建設業法違反ですし、請負契約するより前に工事をさせることも違反になります。(現実には時間が無くて事後発注はよくありますが、そこは互いの信頼関係がある時だけですかね)
発注上位者という立場を使って下請け事業者に対して強く出るというのもパワハラ・モラハラにも繋がりかねません。
出るとこ出ていけばこちらが勝てるような内容ではありますが、下請け業者を選定する決定権は元請け事業者にあります。下手にトラブルになって次の工事から呼ばれなくなるのもちょっと困るくらいの事業規模では施工されている会社ですので、下手に事を荒げない方が今後も含めて得策と考えましたが、あまりにも納得できない感じだったのでその監督の二つ上の上司の本部長へ告げ口だけしちゃいました。
「こんなやり方されてたら、会社としても今後大変な事になる。よく指導しておく。すまんな」っと返答は頂きましたが、この監督さんの今後についてはどうなるか分かりません。転勤がありそうなニュアンスで話をされていましたが、他支店に移動したところでやり方が変わらない限りずっとこんな感じなんでしょうね。
法律であれやこれや規制されまくってやりにくい世の中ではありますが、今回ばかりは法律で規制していたおかげで下請けとしてもしっかりとした意見を言えたという良い事例にはなりました。
ミスは誰にでもあることだと思うので、素直に「ゴメン!頼む!」って言われた方が気持ちがいいんですけどね。