昨日に引き続き実家の改修工事の模様をお送りします。
昨日お話した通り、まずは裁断しておいた桟木を打ち付けていきます。
ビスを斜めに打ち込むというちょっと面倒くさい方法を取りましたが、木をノミで細工して組み合わせるより時間が大幅に短縮できるので、【DIYの特権】である、「自分が納得できる仕上げ方にできる」という部分にしました。
ベニアも切っておいたので朝一番からひたすらビスを打つだけの簡単なお仕事・・・なんですけど何といっても本数が多い!全部で400本以上打った気がします。
特に斜めに打つものが時間を喰ってしまったので、ビス打つだけで昼過ぎちゃいました。

安いベニア買ってきたのでモノが悪くて所々剥離しています。ですので剥いて下地補修が必要でした。
普段の現場では大工さんが上手くやってくれているので、木部にあまり補修が要らないのですし使いたくないのですが、これだけ悪くなっていると継ぎ目と不良個所に補修工事をします。

継ぎ目部分にアースタックという補修材を塗りました。これ塗ると凹凸が際立っちゃうし、埃はいっぱい出るので出来ればやりたくないんですけどね~。
乾燥待ちもありますし、明日貼り込みだけになったので十分に終わると判断し、翌日時間が余ったらやろうかなと思っていた部分に着手。
写真の右上の壁見てもらうと違いが分かるのですが、元々綿壁だったものを下地処理して壁紙を貼ろうと思っていました。

本来は「総パテして壁紙を貼るの厳禁」として仕事では話をしているのですが、さっきも言いましたが【DIYの特権】で、あまり良くない・やっちゃいけないと言われている工法でも自己責任なので出来ちゃいます。
一昔前には、綿壁やジュラク壁のところに総パテして壁紙を貼るというのが流行った時期がありました。工務店側としては内装仕上げ工事のみで完結するのでかなり重宝したのですが、数年経つと壁紙の重み・パテの重み・元々の仕上げ材の剥離が相まって「壁が落ちる」という事象が頻発しました。早いものでは半年も持たずに落ちてきた事例もある様です。
しかし今回は実家、しかも自室。普段から人が居るわけでもないですし、落ちてしまってもそれはそれで問題ありません。薄ベニア打つだけの道具も足りないですし下地から作る時間もありません。と言う事でこの工法。無責任っていいですね~。
仕事としては総パテして壁紙を貼る工事は現在では請け負っていません。一番の理由は前述の通り責任が持てないということですね。普通にやると6畳分でも大工工事2日・内装工事1日の費用+工務店の現場管理・段取り費として掛かるので20万とかになっちゃうのではないでしょうか?自分でやればパテ代と壁紙材料代くらいで格安ですね。
要るのは自身の身体と技術だけ!という感じ。

今日は壁も床もパテ処理したので乾燥待ちも含めてここで作業終了。
明日は私の本業の内装仕上げ工事に移ります。
普段私自身が作業するわけではないので、勝手は分かっていても身体がお疲れ気味。ミスっても問題無いですけど気を付けていきたいですね。
ではまた明日。

