最近、新人君(そろそろ3か月経つし新人というのも違和感になってきましたが)に任せる仕事が増えてきたのでその分「ミス・失敗」というのも増えてきました。
昔から「失敗は買ってでもしろ」という言葉がある通り、失敗はした方が良いとまでは言いませんが失敗が糧になることはあります。
問題は【ごめんなさ~い。間違えちゃいました】で終わらない事!
こんな仕事をした時にこんな所を間違えやすいという事を自覚していかなければいつまで経っても「ごめんなさ~い。間違えちゃいました」で終わってしまいます。
買ってでもしないといけない失敗は【次に生かすための失敗】であって、何度も同じ失敗を繰り返すのはむしろ買ってでもしないで欲しい失敗になります。
100万円の仕事をして20万利益として残る予定だった現場が、失敗によって20万の赤字になりました。この場合、現在の労働基準法に当てはめると、会社からは赤字分の20万は責任取って欲しいところですが損失を負担させることはできません。故意的にやったら出来るかもしれませんけどね。
会社としては40万でその失敗を買った事になります。20万の利益がその子の給料になる予定だったとしたら、失敗しても給料は払わないといけないので、実質60万で買ったことになるのかな。
弊社の場合、給料以外にも車両代・燃料代・高速料金・各種保険料などもすべて会社持ち。そうなった時に損失としてはもっと大きくなります。
なのにその失敗を次に生かしてもらえなかったら、ただただ赤字製造機を雇っていることになります。雇っている期間が長くなればなるほどそれまでに支払ってきた費用を考えると【損切り】するのが大変になりますし、情も出てくるでしょう。解雇するにも手順や手続きも大変だったりしますしね。
そうならないように失敗を失敗のまま終わらせず、「なぜ失敗したのか?どうすればよかったか?再発防止策はどんな手があるか?」など原因究明と再発防止策まできちんと整理して次に向かっていくようにしないといけないですよね。
これからどんどん任せる仕事が増えていくので、「失敗できるのは今のうち。責任は上司がとるんだから」と思って一人前に育って欲しいですね。会社を潰すほどの失敗は困りますが・・・
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