旅行シリーズは今日で最終回ですね。
旅行期間で自分の携わった仕事とは関係なくても気になるのが、各施設の内装の仕上りや仕上げ方。
空港みたいなバカでかい施設の床材や壁材にはどんなもの使ってるかな?とか、端部の納め方はどんなふうにしているかな?とか、仕上がった後にこんなつけ物があるから仕上げはこうした方がいいんだなとかそういった目線で見ちゃいます。

とはいえ大きい施設になると目に付きやすいのはやはり床材ですね。タイルカーペットやロボフロアといったものを使っている所であったり、トイレなどで使われているシートを確認したりする機会が多いです。天井にはジプトンのようなものであったり、壁にも化粧パネルであったり、私が普段使わない商品で仕上げられている場合が多いですからね。
行列のできる施設であったりしたら、列を整理する為のポールを立てたりする目印をする為にマークを設置したりもありますが、レンタカー屋さんでは養生テープでマークされてました。
とはいえこういう施設は滞在時間も短くチラ見くらいだったりしますよね。
一番滞在時間が長く仕上りを見るところと言えばホテルの客室の中でしょう。しかも新築の初期では無くしばらく経った後の状況を見れたりするので、普段あまりじっくり眺める機会の無い「使用後」が分かる機会となります。
まずはベッドに寝転んでみました。

すぐに継ぎ目がクッキリハッキリ見えるのが気になりました。一般住宅でこれだったら即クレームとして上がってくるような状況ですね。
もしかしたらカットテープが残っているのかな?と思って近づいて見てみましたが、どうやら一度以上貼り替えをしたホテルだったようです。
下地の凹凸が目立つと共に、ジョイント切る時に下敷きテープを入れてないor下敷きテープごと切ってしまっているような状況で、既存の裏紙ごとカットしてしまっているのでジョイントが開いていたのでしょうね。
実際に生活される方が建築主となっている物件と違い、ホテル・店舗などのように第三者が実質利用する施設はこういった一般住宅でクレームとなるような部分にも対応しなくてよいという、内装業者から見るとメリットともいえる仕上げが出来ていいな~と感じました。私のところではホテルなどに携わる機会が少ないので💦
スーパーなどでもトイレなどの部分はよく石膏ボードの継ぎ目部分が壁紙ごと割れてしまっているものも多々見受けられます。ですが、クレームになって対応する機会もありませんし、そういった部分でも店舗系工事の方がいいですね。

天井が下がった部分の壁から天井への出隅の取り合いも見てみました。
こちらも5cm程度巻込んだところでジョイント処理されていました。ジョイントが波打っていてもクレームにならずに済んでいるようでした。
最近の工事でしたら出隅の見切り材を入れたりしますが、何百室もあるホテルでしたのですべての部屋に見切り材を入れるとやはり工期的にも金額的にも合わないのでこういった仕上げになるのでしょうね。
普段いかない施設に行くとこういったところばかり見ちゃって困りますね。休暇をしっかり楽しみたいところです💦



仕事柄海外のホテルに宿泊する機会が多いのですが、五つ星のホテルであっても細部は雑です。
日本のホテル(というより建築物の全て)はそれなりのホテルでも美しい細部なので、海外では本当にがっかりします。
タイル張りなどは素人かと思うくらいどこも酷く、掃除も適当なのかタイルの目地には必ずといって良いほどカビが生えています。
日本の建築、そしてメンテナンスの素晴らしさに脱帽です。
パッチングワーカーさん🤗
コメントありがとうございます👍
私は国外には行ったことがないので海外の状況が分からないので情報としてはありがたいです💡
テレビなどで映る姿にはとても綺麗そうでもそういった実態があるんですね。
日本でも悪いとこあってもカメラで映らないレベルだったりで見えてないだけということもありますが😅
とはいえ建設業従事者として褒めていただけるのは嬉しい限りです✌️
気持ちを入れ直して頑張ります💪