曖昧な見積りさせて💦

今朝出勤前にテレビ見ていると、訪問販売やネットでの情報は曖昧な情報を提示していざ工事に入った時にさまざまな追加工事が必要ですと言って法外な金額の請求をする例が紹介されていました。

今回言われていたのが【エアコンのクリーニングがサービス期間であなただけ特別に安く出来ますのでどうですか?】とテレアポを取って訪問し、「〇〇の部品も交換した方がいいですよ」などと言って追加工事をし、後で数十万の請求をしてくる例などが紹介されていました。

このような場合の曖昧に話をして高額請求というのはあってはいけないと思います。

しかし、どの業種でもあるのではないかと思いますが、私たち内装仕上げ工事においても曖昧にしておきたい部分というのがあります。

壁紙の貼り替えの例にしますと、一般的な貼り替え単価がネット上にはかなり出ています。情報として一昔ふた昔前のものだったりするものも多いので、安すぎてそんな単価じゃできません!というのも多いのですが、それ以上に会社によっては一般の顧客相手のBtoCでは無く建設会社相手に取引しているBtoBの単価は違ってきます。

ネット上にある単価がBtoBの単価であったりもしますので、直接やった時に高いと言われることもしばしば。

さらに貼り替えとなると、事前打ち合わせで「家具の移動があります」と言われていても【量が分からない・中身が分からない・移す場所があるかどうかも分からない】ようなことも多々あり、見積りする事自体が難しい事もあります。

貼り替えでしたら元々の施工業者の品質や材料によっては剥がすことが通常よりも手間が掛かったり、下地の修復が必要であったりもあります。

雨漏りや浸水などの水害の場合でしたら、剥がしてみないと下地の状態が分からない。そのまま貼り替える事が出来ないといった追加が必要なこともあります。

こういった事を踏まえると【曖昧】にしておきたい事もしばしば。見積りとして金額提示する時にも、【〇〇の場合は別途】みたいな形で書いておかなければ、ただただ損をしてしまうということになります。

ボランティアでは無く商いとして仕事している以上、きちんと利益を上げなければいけないというのは絶対です。

「やってみなければ分からない部分がある」という内容に関しては曖昧にしておきたいのですが、今回のテレビニュースでは曖昧は悪であるくらいの勢いで報じられていました。とはいえきちんとした業者ではこういった状況なので、いくらの費用が掛かりますがここまでしませんか?というきちんとした説明と契約をする場合がほとんどです。もちろん悪い業者は除きますよ。

最近のお客様。融通が利かず、割と極端な考え方をされる方が多くなっている感じがしますので、報道でも含みを持たせたり、幅を持たせた報じ方をしてもらえたらいいにな~っと感じました。

きちんと対応している業者もたくさんありますので、そういった時には曖昧にも意味があるという融通が利くお客様でいてもらえたら助かります。

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投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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