以前1ドル139円くらいまで落ちたらドル買って米株買いたいな~っと話していたのをどのくらいの方が覚えているでしょうか。
そのタイミングで口座に資金準備をしていなかった事と、別にお金が必要になった事で買うチャンスを逃していました。
そこから雰囲気が徐々に変わってきた感じがしていたのでしばらく静観していました。
そして本日、日本銀行の金融政策決定会合の結果、金融緩和の方向性は変わらずですが、YCCの金利の幅を±0.5%へ拡大という今まで想定されていなかった変更がされました。
当面、日銀はジャブジャブお金を刷り続けますと思っていた市場に対して「もしかして利上げする?金融緩和辞める?」と思わせるには十分すぎるインパクトを残しました。
1ドル137円くらいだったものが一気に132円くらいまで円高方向に振れました。150円の頃に日銀が円買い介入といってドル売りした時のようにあ~っという間に動いていきました。
今年3月の115円くらいをスタートに一気に150円ほどまで行ったものが半値戻し以下にまで落ち込んでしまいました。
日頃買っている投資信託の全米インデックスなどはこれからも継続して買っていきますが、それ以外に買いたいと思っていた個別株に関してはちょっと今ではないかも?と思ってきています。
現状では世界経済の見通しは来年は減速との予想はかなり前から出ていますが、他国の利上げが終ったわけでもなく、日銀の利上げが始まったわけでもありません。
そんなに一気に円高になるとも考えていませんが、しばらくは様子見します。
黒田総裁も利上げに舵を切ったわけでもないし、金融緩和を辞めるわけでもないと会見で言われていましたが、市場に対して「今後はするかも?というシナリオを想定しておいてね~」というメッセージを出し始めたと捉えるのが正解でしょうね。
突然方向転換したらみんなビックリしてパニックになっちゃいますもんね。
とはいえ今日の出来事はダチョウ俱楽部の【押すなよ・押すなよ・押すなよ】で押したように、前振りが始まっている気がしませんか?いつ引き金が引かれるか、引かれたタイミングが投資タイミングな気がしますのでそこに向けて資金準備をしていかねばと思いました。
とりあえずドル買っとけ!米株買っとけ!っと何にも考えずに行けた時代は終わりが見え始めました。次は何買うかな~?いろいろ考えていきましょ。


