採用の仕方・働き方について考えよう

【「妊娠の予定は?」避妊の有無を遠回しに聞かれた人も…採用面接でその質問、もうやめてもらえませんか】という記事を見て建設業ではどうなんだろう?ってことを考えてみました。↓今回の記事

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6315968ee4b046aa022b88d8

私自身、中小企業で一人の採用が会社の運営上影響が大きくなるのを実感しているので、あまり頻繁に入ったり出たりが繰り返される状況が困るのも知っているので難しい所ですが、そんな中でも女性の採用はありだと思っている派です。

但し、業務内容的に最低限知っておいてもらわないといけない事などが多岐にわたるので、採用から戦力として見込めるまでの期間が多くかかります。

現場の職人さんになりたいといった場合などでは修業期間がさらに多く掛かるので、一人前として巣立つまでに離職しないといけない状況になると困るというのはありますので、ここら辺が採用面接で今回の記事のようなことを聞かれてしまう原因になっているのでしょうか。

営業職の場合は覚えてしまいさえすれば、電話対応やパソコンだけで可能な業務も出てきますので、妊娠しても業務の一翼を担うことは十分に可能であると考えていて、テレワークのような働き方をもっと進めることが出来るようになるのではないか?と思っていますが、未だに導入しきれていません。

確実に現場に出て確認・打合せをしていく人員が必要で、テレワークと実働部隊の給与の差をどうつけていけばいいかの判断がし切れていない事と、同一労働同一賃金のおかげで、どこまでを同一と解釈するか自体が難しい為です。

床工事に関しては特に重量物を取り扱う機会が多くあるので、男女共に力があまり無いという方には不向きな労働環境になりますが、カーテンや壁紙などの場合は男女間の差があまり影響が少なく、むしろ色決めなどの方では女性センスの方が受けが良かったりもしますので、そういった職場環境が望ましいかもしれません。

マクドナルドの就業マニュアルの様に、すべて書いてあることさえ実行すれば即戦力となる働き方が出来ればいいのですが、建設業は機械・物というよりは、人間による能力に依存する部分がまだまだ多いので、マニュアル化した仕組みを作っている会社でもマニュアル通りに出来ることの方が少ないですし、工程管理も人間の働き方・速度・技量などで変わってきますので、すべてをマニュアル通りに作っていくのは難しい所があります。

リフォーム工事に至っては、見えない中身を過去の図面や写真などと現状から想像し、どのような処置をしていかなければいけないかを考えないといけないので、なおの事経験値が必要になってきます。

その為リフォーム工事においては、予期せぬ追加工事が必要ということも多々ありますので、信頼できる会社に頼まないと当初予算をはるかに上回る費用が発生する可能性もありますので注意が必要ですね。

話は戻って、女性の妊娠による休職・退職というのが会社にとってのリスクという判断で今回の題材の話題になったところですが、最近では男性の家庭参画による働き方の変化もあり、そちらでの退職などもよく聞くようになりました。

その為離職リスクというのは男女双方に共通して存在しているので、働く前から気にするだけ無駄なように思えます。突然来る労働災害や、病気の方がよっぽど危険な気がします。

むしろ優秀な人を取り逃がす危険もありますし、妊娠リスクを気にして取った人が会社の役に立てない人だった時の方が余程リスクになってしまいます。

現状の正社員のガチガチに守られている制度も次第に改善していくとは思うので、自由に出入りしやすい働き方に次第と変わってくると思います。が!まだ変わるのは先でしょうから、人材確保は今のうちからしておきたいですね。

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投稿者: クロス

約20年のインテリア(内装工事)の実績から、住宅購入者のお悩み解決できたらいいなと思いサイトを立ち上げました。 これから住宅を購入検討されてる方へのアドバイスや、賃貸物件でのお役立ち情報も出せたらいいなと思っています。最近プライベートな記事も多いですが

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